Netflixの大人気SFアドベンチャードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。本作は、イギリスのウエストエンドで舞台化されることは以前お伝えした通り。その舞台版に、ドラマ版のファイナルとなるシーズン5のヒントが隠されていることがわかった。米Indie Wireが報じている。
『ストレンジャー・シングス』舞台版スピンオフ
Netflixは、スピンオフとなる舞台劇「Stranger Things : The First Shadow(原題)」が、今年末にフェニックス・シアターでワールドプレミアされることを発表。神話に根ざしたものになるという舞台版は、『ストレンジャー・シングス』のクリエイター、ダファー・ブラザーズ、脚本家で共同製作者のケイト・トレフリーが手がけた。
『ストレンジャー・シングス』舞台版あらすじ
そしてダファー・ブラザーズは、この舞台版が“ドラマ版で次に描かれる物語の鍵を握っているかもしれない"とほのめかしている。
Netflixのドラマ版の25年前を舞台になる本作の公式概要には「1959年、どこにでもある町、ホーキンス。若き日のジム・ホッパーの車はエンジンがかからず、ボブ・ニュービーの姉妹は彼のラジオ番組を真剣に聞いてくれず、ジョイス・マルドナードは早く卒業してこの町から出たいと願っている。新入生のヘンリー・クリールが町に越してくるが、彼の家族はここでの再出発が容易ではないことに気づく…。過去からの影からずっと逃げられないでいるのだ」と記載されている。
舞台劇の詳細は?
舞台劇の演出は、トニー賞受賞監督で『ザ・クラウン』の製作総指揮であるスティーブン・ダルドリーが担当し、ジャスティン・マーティン(『フライト』)が共同演出を担う。セット・デザインはミリアム・ビューザーが担当する。
『Stranger Things : The First Shadow The First Shadow』は11月17日よりロンドンのフェニックス・シアターで上演される。しかし、キャスティングの発表や海外ツアーの計画はまだ公表されていない。
この作品は、2022年7月に発表されたダファー・ブラザーズの所属するアップサイド・ダウン・ピクチャーズ制作作品の一部である。ショーランナーたちによると、アップサイド・ダウン・ピクチャーズは、"ダファー・ブラザーズ自身が、成長する過程でインスピレーションを得たような物語、日常と非日常が出会う美しい岐路で起こる物語、大きなスペクタクルと親近感の持てるキャラクターが共存する物語、シニシズムよりも心に訴えるような物語"を創ることを目指すという。この舞台に加え、『ストレンジャー・シングス』はさらなるスピンオフ・シリーズも製作中だ。
Photo:©Curtis Baker/Netflix