『ウィッチャー』あの人、主演交代について語る「何事にも終わりがある」

シーズン3をもって主演のヘンリー・カヴィルが去り、リアム・ヘムズワースへと交代することが発表されているNetflixの人気ドラマ『ウィッチャー』。共演者がこのことについてどう感じているのかを語った。米Varietyが伝えている。

ヘンリーとリアム、二人のゲラルトについて語る

6月29日より2部構成のシーズン3のうち前編が配信される『ウィッチャー』。主人公ゲラルトを演じるヘンリーが降板することが昨年発表され、彼にとって最後のシーズンになるということもあって、これまで以上に熱い視線が送られている。既にゲラルト役は『ハンガー・ゲーム』シリーズのリアムが引き継ぐことが発表されているが、共演者はこの交代についてどう思っているのだろうか?

Varietyのインタビューに応じ、その心境を明かしたのはイェネファー役のアーニャ・シャロトラ。ヘンリーについては、「このキャラクターの理解や描写にとても関わっていたし、撮影初日からずっとキャラクターやストーリーに対して情熱を注いでいました。彼がゲラルトやこの物語に対して献身的であったことが、私が知っているすべてです」と述べている。

そんな彼の降板はファンと同じタイミングで知ったようだ。「どのシーズンでも撮影の終わりは感情的になるものです。8ヵ月間一緒に働いてきた人たちとのラストシーンになるわけですから。そのため、いつも感慨深くなりますが、その瞬間を生きています。そして(降板のことは)シーズン3撮影中は知りませんでした」

「(ヘンリーがいなくなったことで)みんな喪失感を感じると思います。彼は初日からみんなと一緒にいたから。撮影開始から5年間、いろいろなことを一緒に経験してきました。『ウィッチャー』の世界で一緒に過ごしただけでなく、新型コロナウイルスも含めたすべてをともに乗り越えてきて、強い絆が生まれました。でも私たちがやることには何事にも終わりがあるものです。ヘンリーが新たな歩みを始めることにとてもワクワクします。彼と一緒に素晴らしい5年間を送ってきましたし、新しいエネルギーが加わることも楽しみなんです。リアムは素晴らしいに違いないですから」

後釜のリアムとはまだ対面したことはなく、Eメールで会話しただけだというアーニャ。新たなゲラルトとの共演はどのようなものになるのか、彼女自身も楽しみにしているようだ。「まだ何も読んでいないので、観客に親しまれてきたキャラクターを(新キャストで)どのように組み込むのか本当に分かりません。楽しみにしているけれど、まだ何も知らないんです」

2019年に配信が始まった同作でアーニャはヘンリーと素晴らしい相性を見せてきたが、今度はリアムと一から同じような関係を築かなければならない。キャスティングでは相性の良さを見るために候補者を相手役と一緒に演技させることもあるが、リアムとアーニャはそれは行っていないという。「相性テストはやりませんでした。リアムのキャスティングの過程には携わっていないんです。でも彼のゲラルトと会うのを楽しみにしています。会った時に初めて、私たちがグループとしてどのようなエネルギーを持っているかが分かるでしょう」と期待を覗かせている。

『ウィッチャー』シーズン3はNetflixにて6月29日からVol.1が、7月27日からVol.2が配信開始。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

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Photo:『ウィッチャー』© 2023 Netflix, Inc.