新マーベルドラマ『シークレット・インベージョン』でヴィランのグラヴィク役を演じるキングズリー・ベン=アディル(『ピーキー・ブラインダーズ』『The OA』)が、役作りの上でインスピレーションの源になった作品を明かしている。
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『シークレット・インベージョン』ヴィランのクラヴィクとは?
本シリーズは、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の元長官ニック・フューリーが、あらゆる人物に“擬態”できる能力を持つスクラル人による「シークレット・インベージョン(見えざる地球侵略計画)」の阻止に挑むサスペンス・スリラー。
過激派スクラル人のリーダー、グラヴィクは、かつてはフューリーらに助けられたスクラル人のひとりだったが、タロスとも信条の違いで対立。各国の要人に“擬態”したスクラル人を束ね、秘密裏に着々と“侵略”を目論むキャラクターだ。
イタリア発のドラマ『ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路』
米The Hollywood Reporterのインタビューでキングズリーは、クラヴィク役を演じるにあたり、過去作品のヴィランをモデルにしたのか、それとも部分的にインスピレーションを受けたのか質問され、役作りに取り組んでいた時に偶然観賞していたイタリア発のドラマ『ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路』に影響を受けたと明かしている。
麻薬カルテルのリーダーを参考に
本作は、世界3大陸にまたがりコカインの密輸に関わる、イタリアンマフィアとメキシコ麻薬カルテルの権力抗争をリアリズム溢れる描写で描くドラマシリーズ。グラヴィク役のオファーを受ける前から視聴していたシリーズだと明かしたキングズリーは、特にメキシコの麻薬カルテルのリーダー、マヌエルの演技に感銘を受け、参考にしたのだという。
「彼の演技は控え目で、何か本当にダークで不吉なことが根底で進行している感じだった。彼の行動は凄くトラウマ的だし、彼が目撃して与えた暴力のレベルに、“グラヴィクがああいう感じだったら面白いだろうな”と思ったんだよ。彼の行動にはある種の緊張感と謎があって、彼は周囲の人々を利用して操っている。この番組からは大きな影響を受けたけど、ヴィランの中には見ていて、“そんなことするなよ”と思ってしまうようなキャラクターもたくさんいるよ」と述べている。
『シークレット・インベージョン』キャスト
イギリス出身のキングズリーは『ピーキー・ブラインダーズ』『The OA』のほか、ドラマ版『ハイ・フィデリティ』や『ヴェラ ~信念の女警部~』、映画『あの夜、マイアミで』などでも活躍している。
『シークレット・インベージョン』には、マーベル映画シリーズからニック・フューリー役でサミュエル・L・ジャクソン、タロス役でベン・メンデルソーン、マリア・ヒル役でコビー・スマルダーズ、ジェームズ・“ローディ”・ローズ 役でドン・チードル、エヴェレット・ロス役でマーティン・フリーマンが続投。新キャストとしてキングズリーに加え、ガイア役のエミリア・クラーク(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ソニア・フォルスワース役でオリヴィア・コールマン(『ザ・クラウン』)が参加している。
『シークレット・インベージョン』は、ディズニープラス(Disney+)にて毎週水曜日に新エピソードが配信。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『シークレット・インベージョン』©2023 Marvel ディズニープラスにて独占配信中