Netflixと結んでいた5年間の包括契約が終了するライアン・マーフィー。推定3億ドル(約423億円)と言われていた大型契約が満了した後は、新たなパートナーとしてディズニーを視野に入れていると、米Deadlineほか複数のメディアが伝えている。
かつての仕事仲間と再タッグか
『Glee/グリー』『9-1-1』といった人気シリーズの数々を世に送り出し、ヒットメイカーとして知られるマーフィー。2018年7月にNetflixとの大型包括契約を結ぶと、『ラチェッド』や『ザ・ポリティシャン』、『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』といった作品を手掛けてきた。
そんな彼がNetflixを離れる時が近づいているが、新たにディズニーとの話し合いに入っているとの情報が。まだ契約などには至っていないものの、実現する可能性が高いとして注目を集めている。
というのもマーフィーはNetflixに移る前、20世紀スタジオと包括契約を結んでいたが、その時に同スタジオにいたのが、現在ディズニー・エンターテイメントの共同会長に名を連ねているダナ・ウォルデン。かつてタッグを組んでいた二人が再び手を組む可能性は高い。
ディズニーとの話し合いが明らかになったのは、WGA(全米脚本家組合)のストライキの真っ最中。マーフィーはハリウッドで起きているこのストライキに対して沈黙を貫いており、キム・カーダシアンの出演も話題を呼んでいる『アメリカン・ホラー・ストーリー』最新シーズンなど自身が手掛ける作品の制作も中断することなく進行している。現在ストライキの影響で多くの作品が中断などの措置を取られている中、これは珍しいことだ。
もしマーフィーがディズニーに戻ることになれば『アメリカン・ホラー・ストーリー』や『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』、『POSE』にゴーサインを出したFX(現在はディズニー傘下)のジョン・ランドグラフとも再会することになる。
現在はまだNetflixとのプロジェクトを抱えている状態のマーフィー。同プラットフォームで最も視聴された作品の一つとなった『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』の新シーズンや『ザ・ウォッチャー』のシーズン2などが控えている。アンソロジーシリーズ『モンスター』のシーズン2では、悪名高き実在の犯罪者メネンデス兄弟を主人公にするとのこと。合わせて彼らのドキュメンタリーも制作されるということで、力の入った作品になりそうだ。(海外ドラマNAVI)
Murphy is set to leave Netflix at the end of his five-year overall deal, which was understood to be worth around $300M. Deadline has confirmed that he’s in talks with Disney, although no deal is yet signed https://t.co/IfXZFbSFqk
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) June 20, 2023
参考元:米Deadline