『スター・トレック:ピカード』スピンオフは、あのキャラありき!?

人気ドラマ『新スター・トレック』のジャン=リュック・ピカード艦長のその後を描く『スター・トレック:ピカード』(以下『ピカード』)は、先月お披露目されたシーズン3をもって終了したが、どうやらあの世界での物語はまだまだ続きそうだ。米Comic Bookが報じている。(※本記事は『スター・トレック:ピカード』シーズン3のネタバレを含みますのでご注意ください)

死んだはず…でもSFだから復活は可能

『ピカード』のシーズン3では、新しいキャラクターが登場して悲劇的な最期を遂げた。だがショーランナーのテリー・マタラスの思いが形となるなら、ファンがこの俳優を見るのは最後ではないかもしれない。それは、マタラスとはドラマ版『12モンキーズ』でも一緒に仕事をしていたトッド・スタシュウィックだ。彼が演じるUSSタイタンのリアム・ショー艦長は最終回で命を落とした。よってこれが彼を見られる最後だと思っているファンは多いだろうが、トッドは2004年の『スター・トレック エンタープライズ』でショーとは別のキャラクターを演じたこともある。

マタラスはSFX誌の『ピカード』特集の中で、彼とファンが非公式に『Star Trek: Legacy(原題)』と呼んでいる『ピカード』スピンオフのアイデアが実現すれば、トッドは戻ってくるとほのめかした。「トッド演じるショーが『Legacy』に参加する計画がある。今はそれについて話すことはできないが、我々はトッドなしではこのスピンオフを制作することはできないとずっと思っていた。だから、万が一にもそのようなことが起こった時のために、計画を立てておいた。ただ、残念ながら今の時点では進行中のものはないんだ」

トッド自身は『ピカード』で演じた役柄に満足しているものの、死んだはずのキャラクターがカムバックする方法はSFであれば常に存在すると述べている。「SFだから、もし物語的にショーが再び登場する必要があれば、いつでも参加するよ。ストーリー的にショーが登場するのがピッタリだという展開であれば、彼を復活させる方法はいくらでもある。ファンの力は凄いからね。なんだってできるから。ただ前にも言ったことがあるけど、自分にとっては、『エンタープライズ』そして今回の『ピカード』で過ごした時間そのものがすでに素晴らしいギフトなんだ。それ以外のことが起こったとしたら、それは予想外の嬉しいハプニングなんだよ」

「繰り返しになるけど、これはSFだからショーを再び見る方法はいくらでもある。私は言うなれば(『ロード・オブ・ザ・リング』の)アラゴルンで、彼らは私の剣を持っているということだ。彼らに求められれば私はいつでも馳せ参じる準備ができており、必要なことは何でもする。私は『スター・トレック』に属している人間だからね」

また、マタラスは『ピカード』と『Legacy』の違いについて、『ピカード』シーズン3がいわば10話分の『スター・トレック』映画だったのに対し、『~Legacy』は『新スター・トレック』をより直に描くようなものになるだろうと説明する。「色々なものを組み合わせた“ミックスアンドマッチ"になる可能性もあると思う。進行中のものはないから、現時点ではワクワクするもののあくまでも絵空事だけど、『新スター・トレック』の精神に立ち返りたいとは考えている。『ピカード』の最終シーズンは(7シーズンで終了した)『新スター・トレック』のシーズン8ではない。『スター・トレック11』なんだ。映画なんだよ。キャラクターたちは『新スター・トレック』版のキャラクターよりも映画版のキャラクターにずっと近い。できる限り『新スター・トレック』の精神に戻りたいが、それが可能かどうかは実際にやってみないと分からない。どうなるだろうね」

『スター・トレック:ピカード』は全3シーズンがAmazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)で独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Comic Book

★『スター・トレック:ピカード』を今すぐ視聴する★

Photo:『スター・トレック:ピカード』© Amazon Studios