AFI(米映画協会)賞やゴッサム・インディペンデント映画賞など格式高い賞を受賞し、高い評価を得ているNetflixのコメディドラマ『Mo/モー』。本シリーズでクリエイター・主演を務めるモー・アマーが、巨匠スティーヴン・スピルバーグから番組を絶賛する手紙を受け取ったエピソードを披露している。
熱狂的なファン層の形成に成功
『Mo/モー』は、パレスチナ人の主人公モー・ナジャーが、米国における移民制度のハードルを飛び越えようとする悲劇的だが愉快な試みを描き、多くの亡命希望者が直面する官僚的な課題に光を当てたシリーズ。この番組は、移民に関する物語を率直に伝えることで競合番組とは一線を画し、熱狂的なファン層の形成に成功している。
米Entertainment Weeklyのインタビューに応えたモーが、スピルバーグ監督から受け取った手紙について言及。「AFI賞を受賞したのは初めてのことでした。ジェームズ・キャメロンやスピルバーグの向かいに座れるなんて…信じられませんでした。僕たちは、(床屋のシーンの撮影で)地元の床屋のオーナーに撮影させてほしいと説得したんですが、その1年後にスピルバーグから、“この番組をどれほど楽しんだか”という手紙を受け取り、涙が出るほど嬉しかったです」と語った。
シーズン2へ更新済み
この番組での活躍が評価されたモーはAFI賞のほか、インディペンデント・スピリット賞の新脚本番組部門の最優秀主演賞にノミネートされ、『Mo/モー』はシーズン2へ更新が決定。だがモーは、シーズン2でシリーズが完結することを発表している。更新決定の声明でモーは、「多くの難民や、世界中で存在感を示そうとしている数百万のマイノリティに共感を与える、普遍的なストーリーを語り続けることが出来ることに感謝しています。そして、モー・ナジャーを愛して応援してくれる人たちと一緒に、彼の物語の章を閉じることが出来ることにも感謝しています」と述べていた。
モーの他にキャストに名を連ねるのは、テレサ・ルイス(『ナルコス:メキシコ編』)、オマー・エルバ(『ベルリン、アイラブユー』)、ファラ・ブシエソ(『Daughters of Abdul-Rahman(原題)』)、シェリーン・デイビス(『クワンティコ』)ほか。モーと共に、『ラミー:自分探しの旅』で企画・製作総指揮・主演を兼任するラミー・ユセフがクリエイターを務める。
スティーヴン・スピルバーグが絶賛する『Mo/モー』シーズン1はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo: Courtesy of Netflix © 2022