『ER』プロデューサーによるライフガードが主役の新作ドラマ、米FOXにてシリーズ化!

これまで『ER 緊急救命室』をはじめ、『ザ・ホワイトハウス』『シェイムレス 俺たちに恥はない』などを手掛けた、ドラマ界を代表するヒットメイカーのジョン・ウェルズ。彼の新作ドラマは大きく成長する可能性がありそうだ。

タイトルとプラットフォームを変えて制作決定

ウェルズがライフガードを主役にした新作ドラマを進めていることは2020年に当サイトでもお伝えしたが、その続報を米Deadlineが報じている。

この新作ドラマは、巨大な波が打ち寄せることから多くのサーファーに人気であるハワイのオアフ島にあるノースショアを舞台に、同エリアの安全を守るライフガードたちのアクションと心揺さぶるドラマが展開する。タイトルは以前『Ke Nui Road(原題)』と伝えられていたが、『Rescue: HI-Surf(原題)』へと代わり、プラットフォームも米HBO Max(現Max)でなく米FOXでのシリーズ化が決まった。2023~2024年シーズンに放送される予定で、FOX側は既にフランチャイズ化も視野に入れているという。

マット・ケスター(『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』)がショーランナー、製作総指揮、脚本を担い、ウェルズが最初の2話でメガホンを取る。製作総指揮にはエリン・ジョントウ(『シェイムレス』)も名を連ねる。

ノースショアで長く暮らし、同地のライフガードたちはヒーローであり最高のアスリートだと語るケスターがパイロット用に書き上げた脚本が高く評価されたことで、実際にパイロット版を制作することなくシリーズ化が決まったとされる。FOXが来シリーズの新たなドラマとしてこれまでに発表したものはすべてパイロット版を作ることなくシリーズ化が決定しており、実際に撮影に入る前にしっかり精査することで、効率を上げようとしているのかもしれない。

FOXと組むのはこれが初めてとなるウェルズは、「マットと私は、世界最高のライフガードたちを描く機会を与えてくれたFOXと組めることに、これ以上ないほど喜んでいます」と述べている。

これまでにウェルズは、シカゴの緊急救命室が舞台の『ER』が15シーズン続いたほか、ニューヨークの警官・消防士・救命士の活躍を描いた『サード・ウォッチ』が6シーズン、ワシントンD.C.で展開する政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』が7シーズン、ロスを舞台にした警官ドラマ『サウスランド』が5シーズン、シカゴの物騒な地区で暮らすハチャメチャな一家を描くコメディドラマ『シェイムレス』が11シーズンと、様々なドラマのロングヒットに貢献してきた。そんな彼がハワイを舞台に新たに贈るドラマ『Rescue: HI-Surf』、キャストなどの情報が入り次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)