『グッド・ファイト』シーズン5、4月6日(木)独占日本初放送!

アメリカ社会が抱える社会問題を辛辣に風刺しながら捻りの利いたユーモアで描くリーガルドラマシリーズ『グッド・ファイト』。そのシーズン5が、スーパー!ドラマTVにて独占日本初放送となる。

『グッド・ファイト』とは?

『グッド・ファイト』は、シーズン7まで制作された米CBSの『グッド・ワイフ』の最終話から1年後を舞台としたスピンオフ作品。専業主婦から弁護士に復帰した主人公アリシア(ジュリアナ・マルグリーズ)の浮気を法廷で暴露した後の、クリスティーン・バランスキー扮する弁護士ダイアン・ロックハートが中心に描かれている。

本家『グッド・ワイフ』では全米脚本家組合賞を受賞し、ショーランナーも務めたロバート・キングとミシェル・キングのクリエーター夫婦が、再び今回のスピンオフでもショーランナーとして復活することになった。また、近年では『最後の決闘裁判』『ハウス・オブ・グッチ』といった話題映画でも監督として依然第一線で活躍を続けているリドリー・スコットが、本家シリーズに次いで製作総指揮に名を連ねている。

エミー賞5回、全米映画俳優組合賞(SAG)2回、アメリカン・フィルム・インスティチュート賞(AFI)2回、ピーボディ賞、ゴールデングローブ賞を獲得し、堅実なファンベースを獲得した『グッド・ワイフ』なだけに、スピンオフが制作されたのも当然の流れと言えるだろう。

シーズン5のあらすじ

2020年から21年にかけて、レディック・ボーズマン・ロックハート法律事務所に様々なことが起きた怒濤の1年間を振り返っていく。

親会社STRローリーから20パーセントの経費削減を命じられ、エイドリアンは自分が年内で身を引くと宣言。大統領選出馬を睨んでのことだ。彼以外の人員削減も避けられなくなった。そんな時、新型コロナの感染が拡大し、これを機に従業員の解雇を行うことに…。

一方、コロナ前からビアンカの仕事でロンドンに滞在していたルッカは、彼女から高額報酬で引き抜きのオファーをもらう。エイドリアンの退職の意向を受けたダイアンとリズは、彼が退職した後は女性中心の事務所として二人で経営していこうと計画していたが、黒人事務所としての文化が失われる、と黒人パートナーたちが苦言を呈し始め、ダイアンを外すよう圧力をかけたのだった……。

『クリマイ』ギデオンことマンディ・パティンキンが新レギュラーに!

今シーズンから作品全体がリフレッシュされるような新メンバーが二人追加されることになる。かねてからエイドリアン・ボーズマン役のデルロイ・リンドーと、ルッカ・クイン役のクーシュ・ジャンボはシーズン4をもってシリーズを去ることを発表していたが、コロナによる制作中断で、予定していた10話よりも3話分少ない全7話で強制的に終了となってしまっていた。3話分もシーズンが短くなってしまったことで、シーズン中に二人のキャラクターを無事に卒業させることができなかったのである。しかし、デルロイとクーシュのシーズン5でのゲスト出演が決まり、突然終了せざるを得なかったシーズン4に消化不良だったファンにとっては朗報だろう。

そしてこれら二人のキャストが抜けた後も、物足りなさを微塵も感じさせることなく、新たな方向性へと舵を切ることに成功している。新メンバーの一人は、アントワーン・フークア監督のAppleTV+映画『自由への道』で、ウィル・スミスの妻役を演じている注目の女優シャーメイン・ビングワだ。ミステリアスな雰囲気を持った意志の強い新人、カルメン・モヨ役としてシーズンを盛り上げている。

そしてもう一人は、『シカゴ・ホープ』のジェフリー・ガイガー博士役や『クリミナル・マインド』のジェーソン・ギデオン役、『HOMELAND』のソール・ベレンソン役など、人気テレビドラマシリーズでは主要キャラとしてお馴染みのマンディ・パティンキンが加わった。マンディ扮するハル・ワックナーは、コピーショップの裏でなぜか裁判所を営んでおり、そこで裁判官をしているという、とんでもなく変わった人物として登場する。コピーショップの裏で真面目に裁判ごっこを繰り広げ、市民からも支持されているというあり得ない設定なのだが、「コピーショップの裏に裁判所があることよりも、議会襲撃事件の方があり得ないこと」とキング夫妻は考えているようだ。

波乱の展開を迎える『グッド・ファイト』シーズン5はスーパー!ドラマTVにて4月6日(木)放送スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:『グッド・ファイト』シーズン5© 2023 Paramount+, Inc.