『DUNE』前日譚シリーズ、監督&主演が離脱!製作が一時保留に

SF大作映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の前日譚ドラマシリーズ『Dune: The Sisterhood(原題)』のエピソード監督と主演の一人がプロジェクトから離脱し、製作が一時保留状態になっていることが明らかとなった。

後任が見つかるまで保留

ブライアン・ハーバートとケビン・J・アンダーソンによる小説「Sisterhood of Dune」を基にした前日譚スピンオフの舞台は、『DUNE』の1万年前。映画版でアトレイデス家と対立関係にあるハルコネン家の祖先にあたる姉妹、ヴァリヤとトゥーラ・ハルコネンを主人公に、人類の未来を脅かす勢力と戦う姉妹が、“ベネ・ゲセリット”として知られる伝説の宗派を設立するまでが描かれる。

Indie Wireによると、2022年11月に製作開始した本プロジェクトから離脱が決定したのは、トゥーラ・ハルコンネン役に決定していたシャーリー・ヘンダーソン(『ハリー・ポッター』シリーズ)と、第1~2話で監督を務める予定だったヨハン・レンク(『チェルノブイリ』『ブレイキング・バッド』)。両者の後任が見つかるまで、製作は一時保留になったと伝えられている。

HBOの広報担当者は、「『Dune The Sisterhood』が事前に予定されていた休止期間に入ったため、可能な限り最高のシリーズを作り、原作に忠実であろうとする努力の一環として、製作にいくつかのクリエイティブ的な変更が加えられています。今シリーズにおけるヨハン・レンクの仕事は完了し、新しい監督を迎えることになります。さらにシャーリー・ヘンダーソンはシリーズを降板し、トゥーラ・ハーコネンを演じることはありません」と声明を発表。シャーリーとレンクが番組を離脱した理由は明かされていない。

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ほかのキャストや製作陣は?

なお、パイロット版の脚本を担当したダイアン・アデム=ジョン(『Empire 成功の代償』)も、製作に先立って共同ショーランナーを降板したが、製作総指揮者として残留。アリソン・シャプカー(『ウエストワールド』)は、単独ショーランナーとして任務を続けている。映画版『DUNE/デューン 砂の惑星』と2023年秋に全米公開予定の続編『Dune: Part Two(原題)』で監督を務めるドゥニ・ヴィルヌーヴも製作総指揮として名を連ねる。

ヴァリヤ・ハルコネン役を演じるのは、『奇跡の海』や『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』などで知られるエミリー・ワトソン。『ゲーム・オブ・スローンズ』でエラリア・サンド役に扮したインディラ・ヴァルマ、『ヴァイキング ~海の覇者たち~』で主人公ラグナル・ロズブロークを演じたトラヴィス・フィメル、サラ=ソフィー・ブースニーナ(『プロジェクト:ユリシーズ』)、シャローム・ブルネ=フランクリン(『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』)らが出演する。(海外ドラマNAVI)

Photo:『DUNE/デューン 砂の惑星』©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved