英国でシャーロック・ホームズに並ぶ人気を誇るモース警部が、新米刑事だった時代を描くミステリードラマ『新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~』(別タイトル『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』『ENDEAVOUR刑事モース ~オックスフォード事件簿~』)。ファイナルシーズンとなるシーズン9の放送がついに本国イギリスでスタートしたが、現時点でわかっていることをお伝えしよう。
イギリスでの放送スタート!
推理作家コリン・デクスターが生んだ人気キャラクター「モース警部」の若き頃を描く大ヒットミステリー『新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~』。2012年から親しまれてきたが、シーズン9をもって終了することが昨年発表され、製作が進められてきた。
気になる解禁日は、ITV1にて現地時間2月26日(日)の20時に解禁。その後、ITVXでも視聴可能になり、米国では年内にPBSにて放送予定だという。
シーズン9の予告編
3部構成だというシーズン9の物語はショーン・エヴァンス(『原潜ヴィジル 水面下の陰謀』)演じるモースがオックスフォードへ戻ってくるところからスタート。飲酒問題を解決するため助けを求めに出たモースだったが、帰ってきたころにはキャッスルゲート署での人生は変化の時を迎えていた。
「前シーズンの最後にモースは行動を伴うよう言われていた。彼は闘っていたけれど、休暇が必要だという結論に辿り着いて、より前向きでいい意志に満ちた状態で戻ってくるよ」とWhat To Watchに話したショーン。フィナーレに向けてドラマティックな展開が待ち受けているというが、その一つに軍刑務所から戻ってきた兵士の息子サムのストーリーがあるという。
フレッド・サーズデイ役のロジャー・アラム(『アントワーヌとマリーヌ~プロヴァンスの事件簿』)は「もう一度ジャックに会えるのは嬉しかった。でも騒動を巻き起こす劇的なストーリーだった。昔のものがもう一度戻ってくるのは好きだし、視聴者にも満足してもらえるといいな」と話す。
過去のエピソードが絡んでくるという点では、かつてシーズン2で描かれたブレナムベールで起きた虐待と汚職が絡んだ未解決事件も再浮上。複雑な調査により、モースが一時的に刑務所に入れられることになったこの事件が新たな展開とさらに暗い展開と共にファイナルシーズンにもたらされるという。「物事が開かれた状態のままだったから、終了するときに、点と線を繋ぐことができるのはとても良かった」とショーンは話す。
最終章に登場するキャストは?
ショーンとロジャーに加えて、レジナルド・ブライト役のアントン・レッサー(『キャシアン・アンドー』)もカムバック。その他ジム・ストレンジ役のショーン・リグビー(『ガンパウダー』)やマックス・デブリン役のジェームズ・ブラッドショウ(『プライミーバル』)といったお馴染みのキャストがフィナーレに集う。
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Photo:『新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~』シーズン8 (C) Mammoth Screen Limited 2021 All Rights Reserved.