エリザベス女王のご逝去、ドキュメンタリーの配信、自叙伝の出版今もっとも話題になっている“英国王室”の内情とは？！ 映画『ヘンリー＆メーガン ～ロイヤルファミリーへの道～』と『ヘンリー＆メーガン ～ロイヤルファミリーからの決別～』が、「Lifetime」公式YouTubeにて1週間限定で無料配信される。
真実の愛とは？
ヘンリー王子とメーガン妃は、英国王室の中でもかなりの破天荒ぶりで、常に世界中の注目を集めている夫婦。昨年にも本人たちが出演したNetflixのドキュメンタリー番組が配信され話題となったばかりだ。
ヘンリー王子は1997年に不慮の事故で亡くなったダイアナ妃を母に持ち、兄であるウィリアム皇太子の次にロイヤルファミリーとして生を受けた。英国人としての規範となり伝統を重んじる家系に生まれながら、ヘンリー王子は幼少期の頃より酒、たばこ、ドラッグの使用などで常々問題視されていた。そんな彼が2017年に婚約を発表。相手はアメリカ人女優のメーガン・マークル（『SUITS／スーツ』）。王族といえ、伴侶となる女性はもちろん自身で選んでよいのだが、メーガン妃はイギリス人ではなくアメリカ国籍で、過去に離婚歴があり、さらに黒人とのハーフという生い立ちから「ロイヤルファミリーにふさわしいのか？」という疑念の声が当初からどこからともなく挙がっていた。
それは王室内からもあったそうで、ヘンリー王子はメーガン妃に対して王室内部から差別的な扱いを受けたと主張し、なんと2020年に夫婦そろって王室から離脱するという異例の行動に出たのだ。
そして近年では 2023年1月10日に自叙伝「Spare」を出版。内容は自身の生い立ちと虐待、そして妻への差別の記録など、英国王室の構造そのものを揺るがしかねないものであり、賛否両論を巻き起こしている。王室はこうした事柄については言及を控えているため、真偽は不明な部分も多い。しかし、今回「Lifetime シアター」で配信される2作品を観れば、夫婦がいかに純真で愛に溢れている人物なのかが分かるだろう。確かに二人は世間を騒がせる話題ばかりが目立っているが、実際にロイヤルファミリーに生まれ、そしてそこに嫁ぐというのは並大抵のことではない。一挙手一投足を半ば監視されているようにパパラッチに狙われ、衣食住はもちろん英国式マナーや結婚式の催し物に至るまで、すべてが「英国王室にふさわしいもの」で決められており、そこには自由などは無かったのだ。そして自由や社会的主張など、何を掲げてもメディアに批判される日々、そんな彼らの苦悩と愛の物語が理解できるはずだ。
近年でも第三子ご懐妊の噂や、エリザベス女王の死去に伴い、王位を継承したチャールズ3世の戴冠式に、出席するのか否かなどで引き続き世間を騒がせている。エリザベス女王のご逝去、Netflixのドキュメンタリー番組配信、そして自叙伝の出版などで特に英国王室の注目が集まっている今、一族の中で一番自由で正直な夫婦の映画を観て、真実の愛とは何かを確かめてほしい。
各作品配信番組情報
「Lifetimeシアター」公式サイト：https://www.youtube.com/channel/UCpJ3wB9cRqF_kDzffSTICVg
『ヘンリー＆メーガン ～ロイヤルファミリーへの道～』
3月2日（木）19：00公開
【YouTube】https://youtu.be/TERqA0MPUZY
『ヘンリー＆メーガン ～ロイヤルファミリーからの決別～』
3月9日（木）19：00公開
【YouTube】https://youtu.be/P99CGRgPuXk
（海外ドラマNAVI）
Photo:『ヘンリー＆メーガン ～ロイヤルファミリーへの道～』『ヘンリー＆メーガン ～ロイヤルファミリーからの決別～』© 2023 A&E Television Networks. All Rights Reserved.
