『ブラックリスト』ジェームズ・スペイダー、『ジ・オフィス』に1シーズンしか出演しなかった理由とは?

大ヒット犯罪アクションドラマ『ブラックリスト』の主人公レイモンド・“レッド”・レディントン役でお馴染みのジェームズ・スペイダーが、人気コメディドラマ『ジ・オフィス』に1シーズンしかレギュラー出演しなかった理由を明かしている。

1話のゲスト出演だったが…?

本シリーズは、米ペンシルベニア州の小さな町にある製紙会社「Dunder Mifflin」のオフィスが舞台。『ブラックリスト』に主演する前にジェームズは、7シーズンにわたってオフィスのマネージャー、マイケル・スコット役を演じたスティーヴ・カレルの代役として、シーズン7最終話にロバート・カリフォルニア役で登場。本来、1話で終わるはずだったゲスト出演が好評を博し、シーズン8にレギュラーとして参加。しかし、ファイナルとなるシーズン9にはカムバックしなかった。

米The Hollywood Reporterのインタビューでジェームズは、『ジ・オフィス』に参加した理由は「お金だった」と率直に告白しており、『ジ・オフィス』に長居するつもりはなかったと語っている。「『ボストン・リーガル』が終了して、あまりお金が残っていなかったんだ。自宅を改装して、ニューヨークでデヴィッド・マメットの演劇『Race』に1年間出演して、舞台のために資金を出していたから、終演した時にお金が必要になると思った。そうしたら突然、『ジ・オフィス』から電話がかかってきたんだ」

「生命力と魅力をもたらしてくれた」

かなり切羽詰まった理由で『ジ・オフィス』に登板することになったようだが、ショーランナーと製作総指揮を務めたポール・リーバースタインは、「ジェームズが番組に生命力と魅力をもたらしてくれた」と感謝している。

「常にジェームズは、1年間の出演にしたいと望んでいました。彼は今、テレビ界で最も謎めいたダイナミックなキャラクター(『ブラックリスト』のレッド役)を作り上げ、私たちの元を去りました。彼は私や番組にとって素晴らしい友人であり、マイケル・スコット無き時代に上手く移行できるよう助けてくれて、とても感謝しています」

シーズン8でロバート・カリフォルニア役を降板したジェームズは、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『リンカーン』でW・N・ビルボ役を演じ、その後に『ブラックリスト』への主演が決定。『ブラックリスト』は更新されたシーズン10をもって終了することが決定しており、米NBCにて2月26日(日)よりファイナルシーズンの放送がスタート。日本ではAmazon Prime VideoNetflixなどでシーズン8までが配信中。(海外ドラマNAVI)

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