『キャシアン・アンドー』冷徹なデドラ役俳優、『ブレイキング・バッド』のヴィランを参考にした

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の前日譚ドラマ『キャシアン・アンドー』でISB(銀河帝国保安局)の冷徹なデドラ・ミーロ中尉役を演じるデニス・ゴフが参考にした他作のキャラクターを挙げ、役作りについて語っている。

人気ドラマシリーズの悪役がお手本

『キャシアン・アンドー』は『ローグ・ワン』の5年前を舞台に、映画に登場したキャシアン・アンドー将校が、反乱軍のスパイとして暗躍していた時代をスリリングに描く本格スパイスリラー。保安局の理想を体現することに野心的な局員デドラは、惑星フェリックスで起きた事件とキャシアン・アンドーを結び付けて彼の捜索を開始し、ジリジリと追い詰めていく。

Indie Wireのインタビューでデニスが、クリエイターのトニー・ギルロイが、彼女が出演していた舞台を見てデドラ役の候補に挙げ、シリーズに参加することになったと明かしている。その当時を振り返ったデニスが、デドラの意外な側面に惹かれたと語った。「彼(ギルロイ)は、(デドラについて)“切れ者”という言葉も使っていましたが、“ファシスト”だとも言っていたの。彼は、“彼女は他の誰よりも懸命に働いている”と言い、私たちは、彼女が男性優位の環境にいるというアイデアを話し合った。私は、自分自身を証明しなければならない女性を演じると思っていたけれど、彼女が“アンダードッグ(勝ち目が薄い人)”だということにワクワクしたの。視聴者はアンダードッグを応援したくなるものでしょう?」

冷徹で野心に溢れ、アンダードッグ的なファシストのデドラを演じるにあたり、デニスは人気ドラマシリーズの悪役たちに目を向けたのだとか。『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』でジャンカルロ・エスポジートが演じたガス・フリングの名前を挙げ、「ガス・フリングがある男を殺す前に、まずシャツを脱いで、それを掛けるシーンがいつも頭に浮かぶ。すごくデドラっぽいのよ」とコメントしている。

最終話ラストのために参考にしたのは…

また、最終話のラストでデドラが男性に対して唯一見せた女性的な弱さは、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のセリーナ・ジョイ・ウォーターフォード(イヴォンヌ・ストラホフスキー)を参考にしたのだそう。「(『ハンドメイズ・テイル』の)新シーズンで、彼女が女性らしさを見せるシーンがあるのよ。“なんてこと。彼女とデドラは同じだわ”と思ったの。でも、セリーナは官能に走れるけど、それはデドラには無理ね」と分析。最初からギルロイとも、「デドラが恋に落ちて善良になったりすることはない」と話合ったとも明かしている。

『キャシアン・アンドー』は全12話構成となるシーズン2で完結する予定で、現在撮影中。ディズニープラスでシーズン1が独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:デニス・ゴフ©Hubert Boesl/FAMOUS