『フレンズ』マシュー・ペリー、共演者ジェニファー・アニストンに「感謝」依存症からの復帰をサポート

1994年より10シーズンにわたって放送され、今もなお世界中のファンに愛され続けている大人気シットコム『フレンズ』。6人の男女が織りなす友情が描かれた本シリーズの舞台裏でも、素晴らしい友人関係が育まれていたようだ。チャンドラー役を演じたマシュー・ペリーが、一番苦しい時に支えてくれたレイチェル役のジェニファー・アニストンに感謝の気持ちを明かしている。

一番手を差し伸べてくれた人

マシューは、11月1日(火)にアメリカで発売される回顧録「Friends, Lovers, and the Big Terrible Thing(原題)」に先立ち、米ABCのインタビュー番組に出演。米TV Insiderによると、マシューは長年にわたる薬物とアルコールとの闘い、そしてジェニファーとの友情について語ったとのこと。

当時、『フレンズ』の大ヒットで人気の絶頂期にあったマシューは1日に1リットルものウォッカを飲み、合成オピオイドのメタドンと抗不安薬のザナックスを大量に服用。1日に55錠も鎮痛薬バイコディンを摂取した過去も明かしており、オピオイドを大量に服用した結果、結腸が破裂して2週間も昏睡状態に陥り、5カ月間入院。9カ月にわたって人工肛門バッグの装着を必要としたそうだ。深刻な薬物・アルコール依存症の問題を抱えていた時に、大きな支えになってくれたのが他でもないジェニファーで、最も密に連絡を取り合っていたのだという。マシューは、「その当時、どれだけ恐ろしい状態だったか想像してほしい。彼女は一番手を差し伸べてくれた人だったし、本当に感謝しているんだ」と振り返っている。

出演作は?

成功の裏で問題を抱えて苦しんでいたマシューだが、その当時も俳優としてコンスタントに出演を重ねており、『フレンズ』出演のかたわら、政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』にゲストとして登場。日本ではリリースされていないが、『Studio 60 on the Sunset Strip (原題)』、『Mr. Sunshine(原題)』、『Go On(原題)』といったドラマシリーズに主演し、ここ近年では、人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』とスピンオフドラマ『グッド・ファイト』でも活躍している。

マシューの回顧録「Friends, Lovers, and the Big Terrible Thing」は、11月1日(火)にアメリカで発売開始。『フレンズ:ザ・リユニオン』はU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『フレンズ』©Warner Bros. Entertainment Inc