『バットマン』の主人公ブルース・ウェインを支える、執事アルフレッド・ペニーワースのオリジンを描くドラマシリーズ『PENNYWORTH/ペニーワース』。その製作チームが、クレイジーなシーズン3について語っている。
ペニーワースとは
『ペニーワース』の舞台は、1960年代のロンドン。当時20代で英空軍の特殊空挺部隊を除隊したばかりのアルフレッドは、腕っぷしの強さを生かして警備会社を興す。クラブの用心棒として働きだした彼は、将来ブルース・ウェインの父親となる若き日のトーマス・ウェインと出会い、トーマスはある任務をアルフレッドに依頼。こうして、それから数十年にわたって続くことになる、アルフレッドとウェイン家の絆を描く。
少しクレイジーに?
米TV Insiderによると、ニューヨーク・コミコン2022のパネルにアルフレッド役のジャック・バノン(『刑事モース ~オックスフォード事件簿~』)とトーマス役のベン・オルドリッジ(『Fleabag フリーバッグ』)、製作総指揮のブルーノ・ヘラー(『GOTHAM/ゴッサム』)とジョン・スティーヴンス(『ゴシップガール』)が登壇。シーズン3についての質問でヘラーが、「セックス、ドラッグ、ロックンロールが満載だよ」とユーモアを交えつつコメントし、シーズン1&2では50年代と60年代が舞台になったが、シーズン3では“セックス&ドラッグ&ロックンロール”の時代とされる70年代に突入することから、少しクレイジーになっていくと説明。「この辺りから、物事が少しクレイジーになっていくんだ」とコメントしている。実際のところ、シーズン3第1話「Well to Do(原題)」では身体が強化されたロボットアームを持つ男が登場し、前2シーズンでは描かれなかったようなハイテク技術をフィーチャーしたキャラクターが、アルフレッドと闘う展開となる。
また製作チームは、シーズン3でトーマスはマーサ(エマ・ペッツ『ジェントルマン・ジャック 紳士と呼ばれたレディ』)と結婚してサマンサという娘が生まれたことにより、家庭人としてトラブルを避けようとすることも示唆。さらに、DCコミックスのスーパーヴィランとして知られる、クレイフェイスのプロトタイプが問題を起こすこともほのめかしていた。
『PENNYWORTH/ペニーワース』シーズン3は、米HBO Maxにて10月6(木)より配信スタートしたばかり。毎週木曜に新エピソードがリリース。日本では、シーズン1がAmazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)にて配信中。(海外ドラマ)
Photo:『PENNYWORTH/ペニーワース』© 2022 Warner Bros. Entertainment Inc.