声優・早見沙織×津田健次郎が特別対談!怪しさと色気が溢れる『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の魅力を語る

大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚となるスピンオフドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。本家同様に人気を博している本作で、日本語吹替版に出演する声優・早見沙織と津田健次郎の特別対談をお届け。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』とは

『ゲーム・オブ・スローンズ』で描かれた出来事の約200年前を舞台に、ウェスタロスを統治したターガリエン家の“鉄の玉座”をめぐる壮絶な戦いを、壮大なスケール感で描き出す。

U-NEXTでは、米HBOでの放送と同時に第1話の配信を開始し、同配信サービスの海外ドラマジャンルにおける初週視聴ランキングで堂々第1位に。全米及びヨーロッパではHBO史上最多視聴者数の圧倒的な記録を樹立し、シーズン2の製作もすでに決定している。

怪しさと色気が溢れる《王女と王の弟》の関係性

早見は王位継承権を持つターガリエン家の王女レイニラ・ターガリエンを、津田は王の弟で一家の危険分子デイモン・ターガリエンを演じている。自身の役どころはもちろん、「推しキャラ」や作品の魅力をたっぷり語っている。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』キャラクターについて

■レイニラ・ターガリエン

早見:ドラゴンを操ってウェスタロス大陸を支配するターガリエン家の王女レイニラ・ターガリエンを演じています。幼い頃から波乱万丈な人生を送り、自分の運命に立ち向かっていく力強い女性です。二人の役者さん(ミリー・アルコックとエマ・ダーシー)が演じているレイニラを、小さいときから大きいときまで吹き替えさせていただくというのでなかなかプレッシャーもあるのですが、かなりかっこいいシーンがたくさんあるので楽しみながら吹き替えています。

津田:ひとりでドラゴンに乗って遊びに行っちゃうみたいな自由奔放さと強さがあって、とても魅力的だなと。ただおてんばなだけじゃなく、非常にずる賢い。
早見:そうなんですよ! かなり賢い。まっすぐじゃないところが見えてきたりして、そこも面白いなあって思います。ずる賢さを見せたり、先読みして行動したり。頭の良さと自分の思いを通す力強い意志、芯の強さを感じます。

津田:(レイニラを演じる早見さんに)すごい強さを感じるんですよね。今までそういう役でご一緒したことなかったので、大人の部分と少女っぽいところをすごく繊細に織り交ぜてお芝居していらっしゃるなと思います。

■デイモン・ターガリエン

津田:王の弟、早見さん演じるレイニラの叔父デイモン・ターガリエンを演じています。王の弟なので正統な血筋、高貴な身分ではあるのですが、とてもエキセントリックな、何をしでかすかわからない一家の危険分子。ときに嫌なヤツだったり、ときにはいい側面を出してきたり、どれが本心なのかわかりにくいところがあって演じていてすごく面白いです。

早見:(レイニラとデイモンは)お互い全部を見せ合わない。とくにデイモンは、秘めたる意志というか、思いを抱えている人なのかなと思います。吹替版で津田さんのお声が乗っているのを聞くと、秘密めいた空気だったり胸の中に隠し持っている野望だったりをより一層感じることができます。

レイニラとデイモンの関係性

早見:二人だけの空間がある。特に第1話でもペンダントをつけてあげるシーンとか…。

津田:なんだろうこの意味深な空気感は…?みたいなね。

早見:色気を感じました。

津田:感じましたね。怪しさと、色気と…。

早見:しかも、ヴァリリア語を話してからの、じゃないですか? 二人だけで話すことが多いので、より彼らだけの世界に…。

津田:ほぼ僕らだけがヴァリリア語で…(笑)すごいプレッシャーなんですよ! 二人だけの世界って、なんかあるんですよね…。レイニラとデイモンだけじゃなく、色気のある空気感が他のキャラクター同士でも結構出てきます。

圧倒される『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』世界観

津田:すっっっごいクオリティでしたね…!映像がヤバい!

早見:はじめから、ドラゴンが飛ぶシーンが

津田:完全に"生きて"ますよ…!

早見:その最初の部分だけでもギュッて引き込まれて

津田:街の全景だったりとか、ドラゴンからの俯瞰とか、すごいクオリティですね。

早見:世界観が壮大で、そして作り込まれていて、隙がない。

津田:圧倒されました。めっちゃかっこいい世界観ですね。シナリオ的な面白さも。誰と誰が信頼関係で結ばれていてとか、その辺も危ういわけですよね。

早見:危ういです…! 物語の最初にここは仲良しなんだとか、親しい関係性を築いてきたんだなって思うところから、するするするすると…。

津田:「えっ、嘘でしょ?」っていうような展開になっていくんですよね。人間は恐ろしいって思いますよ…。

早見:ドラマだらけですよね。

津田:素敵だなっていうシーンもあれば、すごく緊張感あるヒリヒリするシーンも。穏やかに喋っているけど腹の中では何考えているかわからないみたいな、そういう部分がすごく面白いですね。

早見:人間模様、注目ポイントです! 色んな人の思惑が絡み合う物語なので、マイクの前で観ていてもピリッとする瞬間があって面白いなと思います。とくにレイニラとデイモンのシーンはヒリヒリしますね。

津田:いろんな意味でね(笑) あとキャスト…、吹替キャストみたときに豪華すぎて(笑)先輩方ずらっと並んでて…!

早見:収録のときに先に収録されている方の声を聞きながら録ることもできるんですけど、ほんとに素敵なお声が溢れていて、幸せな空間が広がっています。

津田:ぜひ吹替版でも、観ていただきたいです。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、U-NEXTにて独占配信中

(海外ドラマNAVI)

Photo:『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.