『ビッグバン★セオリー』ペニーとレナード、実生活で破局後にラブシーンが増加?クリエイターは否定

長寿シットコム『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』の劇中でカップルになった、ペニー役のケイリー・クオコととレナード役のジョニー・ガレッキは実生活でも恋人同士になったが、ほどなくして破局。しかし、別れた後に番組でのラブシーンが増えたと二人が主張し、クリエイターのチャック・ロリーは否定している。

「混乱させられた」

米Varietyによると、ジェシカ・ラドロフの新著「The Big Bang Theory: The Definitive, Inside Story(原題)」でのインタビューにて、ケイリーとジョニーが実生活で破局した後に、番組のクリエイターであるロリーがペニーとレナードのラブシーンを増やし、そのせいで混乱させられたと主張していたという。

ケイリーは、「突然、私たちが演じるキャラクターの余計なキスシーンやセックスシーンがあることに気づき始めたの。私は、“チャックが私たちをオモチャにしているみたい!”と思って、確信したわ。確信したのよ! そう、ペニーとレナードは番組で付き合ったり別れたりして、“さあ、演じて!”という感じで、彼は脚本に小さなおふざけを色々と書いたの」と回顧している。

番組でペニーとレナードは別れたものの、彼らは曖昧な関係に留まり続け、しばしば元に戻っては関係を持っていた。その物語上の展開についてジョニーは、「キャラクターにとって自然な流れだったとしても、チャックは僕たちをオモチャにしたんだ。それが偶然だとしたら、かなりタイムリーな偶然だよね」と笑いながら答えている。

番組を観続ける理由の一つに

二人は、ロリーが故意にペニーとレナードのラブシーンを増やしたと信じて疑わないようだが、対するロリーは疑惑を否定している。「いいや、まったく違うよ。良い番組を作るには、誰かをオモチャにする余裕なんてない。ケイリーとジョニーを引っ掻き回すなんてあり得ないし、目標は素晴らしい番組を作ること、そして全エピソードの1分1秒を大切にすることだから。それが唯一の目標だったよ。誰かを混乱させるために、心血を注いだテレビシリーズを危険にさらすような自由はないからね。だから違うよ。(ですが)私たちが二人を引っ掻き回すだけの精神的な余裕があったと思われるのは、悪いことではないと思うよ(笑) ペニーとレナードの関係が危うくて、二人が交際を続けられるのかどうかという疑問は、番組を観続ける理由の一つになるから。視聴者は二人の幸せを応援していたはずだからね」と釈明している。

そのロリーの言葉を知ったジョニーは、「そう僕たちが思ったのは、かなり利己的だったかもね(笑)ちょっと深読みしすぎたというか。今夜は少し楽に眠られそうだよ」と答えている。

『ビッグバン★セオリー』シーズン1~12はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』© Warner Bros. Entertainment Inc.