『LAW & ORDER』3作品のクロスオーバー、あのカップルの感動シーンが配信版で削除された理由とは?

米NBCで9月22日(木)に放送された『LAW & ORDER ロー&オーダー』フランチャイズのクロスオーバー・エピソードで描かれた、あのカップルに関する感動的なシーンが配信版では削除されていたのだという。それはなぜなのだろうか?

(※これ以降は、クロスオーバー・エピソードの展開に関する情報が含まれます)

絆の深さが感じられる感動的なシーンが…

『LAW & ORDER ロー&オーダー』シーズン22、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』シーズン22、『LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班』シーズン3がクロスオーバーしたエピソードでは、『性犯罪特捜班』のアマンダ・ロリンズ(ケリー・ギディッシュ)が腹部に銃弾を受けて危険な状態に陥る。すでに救急車で搬送された後、ロリンズの元相棒/現恋人のソニー・カリシ(ピーター・スカナヴィーノ)が現場に到着し、彼女が死んでしまうのではないかと取り乱す。すると、オリビア・ベンソン(マリスカ・ハージティ)が「アマンダは強いから大丈夫だ」とカリシを抱き寄せてなだめ、彼が病院へ向かう展開となっていた。

そのシーンは約35秒と長くはないものの、ロリンズとカリシの絆の深さが感じられる感動的なシーンとなっていたが、なぜか翌日に米Peacockで配信された時には、この場面が削除されていたのだという。配信版では、ベンソンが銃撃を目撃した警官に尋問する場面から、ロリンズが保護していた10代の少女をベンソンが慰める場面へと移行しており、放送版では、この幕間にカリシがロリンズの負傷を知って動揺するシーンが入っていた。

前回のあらすじを入れるスペースを

米TV Lineによると、『LAW & ORDER』フランチャイズに近しい関係者が、『組織犯罪特捜班』と配信用に前回のあらすじを入れるスペースを確保するために、カリシの感動的なシーンがカットされたと明かしていたとのこと。NBCとPeacock、ウルフ・エンターテイメントの担当者はコメントを控えている。

今回のようなケースは初めてではなく、5月には『性犯罪特捜班』と『組織犯罪特捜班』のクロスオーバーで、エリオット・ステイブラー(クリストファー・メローニ)がベンソンの息子ノア(ライアン・バグル)と初めて出会うシーンが、米Huluでの配信時に削除されている。

『LAW & ORDER ロー&オーダー』シーズン22、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』シーズン24、『LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班』シーズン3は、NBCにて毎週木曜に放送中。『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』シーズン17~22はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』© 2019 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved.