2021年2月にお伝えした『コンスタンティン』リブート版製作のニュース。J・J・エイブラムスの製作会社Bad Robotが参加し、米HBO Maxにて配信予定だったが、お蔵入りになってしまったとTV Lineが伝えている。
ワーナーとディスカバリー合併による影響か…
ワーナー・ブラザースやHBO Maxなどを所有するワーナーメディアと、ディスカバリー・チャンネルなどを有するディスカバリーが合併した余波を受けて、次々と打ち切りが発表されている企画段階のシリーズ。
この度、DCコミックスのキャラクター、ジョン・コンスタンティンを主人公にしたTVシリーズの企画も中断されたことが明らかになった。同じくDCコミックスに登場する魔術師マダム・ザナドゥを描くシリーズもキャンセルされたという。どちらもワーナー・ブラザースを拠点とするJ・J・エイブラムスの製作会社Bad Robotが手掛けていたが、改めて配信先を探すことになる。
これまでにも映像化されてきた人気キャラクターのジョン・コンスタンティン。米CWで展開していたDCドラマ『レジェンド・オブ・トゥモロー』にマット・ライアン演じるジョン・コンスタンティンが初登場し、2014年から2015年にかけて『コンスタンティン』として単独シリーズ化。
映画では2005年にキアヌ・リーヴス主演の『コンスタンティン』が公開。共演にはレイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)、シャイア・ラブーフ(『トランスフォーマー』シリーズ)、ティルダ・スウィントン(『ドクター・ストレンジ』)などの大物俳優が名を連ねた。Varietyによると、ワーナー・ブラザースは再びキアヌ主演で映画続編の製作を検討しており、その際にはエイブラムスが製作総指揮を務める予定だという。
『イン・ザ・ハイツ』のレスリー・グレイス主演で進行していた『Batgirl(原題)』や、『リバーデイル』のK・J・アパと『アレクサ&ケイティ』のイザベル・メイがDCコミックスの最強双子キャラを演じる『Wonder Twins(原題)』などに続き発表された今回の打ち切り。大型合併の影響はまだ続くのだろうか?
『コンスタンティン』はU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)
(2022年9月時点の情報です)
Photo:『コンスタンティン』©Warner Bros. Entertainment Inc.