『コンスタンティン』リブート版、HBOと『LOST』『ウエストワールド』製作会社で始動

DCコミックスのキャラクター、ジョン・コンスタンティンの悪魔との戦いを描くTVシリーズ『コンスタンティン』。米NBCで2014年に放送されたドラマはわずか1シーズンで打ち切りとなってしまったが、新たなクリエイターによってリブート化されることがわかった。米Deadlineが報じている。

キアヌ・リーヴスが主演を務めた2005年の同名映画としても知られる『コンスタンティン』だが、オリジナルはDCコミックス「Hellblazer」の登場人物にもとづいている作品で悪魔払いの経験を積み、黒魔術にも精通している探偵のジョン・コンスタンティンが主人公。悪魔払いの稼業から足を洗おうとしていたジョンは、亡き親友の娘リヴを悪魔から守ろうとする。だが、リヴには不思議な世界を見る能力があり、謎の勢力にとってはリヴの力も脅威となるため二人は旅を続け、世界を悪魔から救うという物語だった。

今回のリブート版を手掛けるのは、『LOST』『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』『ウエストワールド』などを手掛けるJ・J・エイブラムスの製作会社Bad Robotだ。パイロット版の脚本はロンドン在住の新鋭、ガイ・ボルトンが担当、3月にライターズルームを開設し、米HBO Maxで配信される予定。

NBCのドラマ版ではウェールズ出身のマット・ライアンが主人公に扮していたが、今回は多様性を考慮してイギリス人とは限らないキャスティングもあり得るようだ。マットはまた、コンスタンティン役で米CW『ARROW/アロー』や『レジェンド・オブ・トゥモロー』のシリーズで登場し、他のアローバースの世界でも姿を見せている。

脚本を手掛けるボルトンはこれまでに、Sigma Filmsの映画用脚本として「The Pictures(原題)」を、そして英Skyのドラマ用に「The Croupier(原題)」を執筆している。昨年12月に米Deadlineの"2021年に注目すべきイギリス人作家"として取り上げられた際には、「(J・J・エイブラムスのプロダクション)Bad Robotと仕事ができてとても幸運だった」と語り、思いやりのあるメモを受け取ったとも語っていた。

今後も続報が入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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『コンスタンティン』
©Warner Bros. Entertainment Inc.