大人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』のスピンオフとして、2017年にデビューした『グッド・ファイト』。本シリーズがシーズン6をもって幕を閉じることについて、ダイアン・ロックハート役で主演するクリスティーン・バランスキーが、その事実を知って「唖然とした」と心境を吐露している。
どれだけ幸運だったか
クリスティーンは本家シーズン1よりダイアン役でゲスト出演し、スピンオフで主役に昇格。オリジナル版を合わせると、実にフランチャイズと13年間にもわたり関わってきたわけで、さぞかしシリーズに別れを告げるのは辛かったのではないだろうか。
米TV Lineのインタビューで、クリスティーンが番組終了を知らされた当時を振り返っている。「その日は、ジョン・スラッテリー(シーズン6初登場の精神科医役)やゲイリー・コール(カート役)と素晴らしい仕事を終えて、何が待ち構えているなんて知る由もありませんでした。家に帰るまでに、(シリーズの共同クリエイター)ロバートとミシェル(・キング)が私に電話をしてきて、番組が終わると言われ、唖然として落ち込みました…。楽観的になろうとしたし、その理由を理解しようともしましたが、仕事の安定や番組を構成する最高のグループ、素晴らしい脚本など多くのものが失われたのです。これほど質の高い番組に出演できることが、どれだけ幸運なことか当たり前だと思ったことはありません。最後の数シーズンは、これまで以上に作品を楽しむようになりました」
コントロールできるうちに…
続けてクリスティーンは、番組終了の理由についても語っている。「ロバートとミシェルは、彼らが物語をコントロールできるうちに終了させたかったのでしょう。おそらくParamount+は、CBS(All Access)から残った本番組を望んでいなかったのではないかと思います。そしてロバートとミシェルは、このドラマを終わらせるためのシナリオがコントロールできないまま、キャンセルを知らされたくなかったのでしょう。これはよくあることです。シーズンの撮影を終えてから打ち切られることがわかり、きちんと終わらせるための適切なエンディングがないまま、登場人物たちが宙ぶらりんになってしまう。シーズン6を撮影している途中で打ち切りが決まったので、ちゃんとした結末を用意する十分なシナリオのスペースがないのではないかと心配でした」
最後に、「再びダイアン役を演じることがあると思いますか?」との質問に、クリスティーンが回答している。「あるかもしれないですね。今のところは、『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』の撮影を終えて休暇を取るつもりです。でも、“絶対にない”とは言いませんよ」とコメントし、チャンスがあるならダイアン役再演に前向きのようだ。
有終の美を飾ることになった『グッド・ファイト』ファイナルシーズンは、米Paramount+にて9月8日(木)配信スタート。『グッド・ファイト』シーズン1~3はAmazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)で配信中。クリスティーンの最新出演ドラマ『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』はU-NEXTで独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』© 2020 CBS Interactive. All rights reserved. クリスティーン・バランスキー©NYKC