ディズニープラス(Disney+)製作による『スター・ウォーズ』のスピンオフドラマ『オビ=ワン・ケノービ』はリミテッドシリーズだが、シーズン2へ更新される可能性はあるのだろうか?
『オビ=ワン・ケノービ』は、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の10年後を舞台に、幼きルーク・スカイウォーカーを見守るジェダイマスターのその後が描かれる。
需要があればシーズン2を検討する
本作は全6話のリミテッドシリーズとして製作されたが、ここ近年は、米HBOの『ビッグ・リトル・ライズ』や『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』など、もともとリミテッドとしてデビューしたシリーズがシーズン2へ更新されたケースがある。
そういった例を顧みれば、世界的な大ヒットとなっている『オビ=ワン・ケノービ』が新シーズンへ更新されてもおかしくない。主演のユアン・マクレガーはオビ=ワンの再演に乗り気の様子で、英GQのインタビューにて、「もう一回やりたいですね。時々、こういうのをやれたら嬉しいです」と意欲を見せている。
また、ユアンと共に17年ぶりにフランチャイズにカムバックしたダース・ベイダー/アナキン・スカイウォーカー役のヘイデン・クリステンセンも、英Radio Timesの取材でベイダー再演に前向きな姿勢を見せている。「この番組は独立した物語として製作されましたが、僕はこのキャラクターを演じ続けたいです。そこには間違いなく、さらに模索できることがあると思いますし、また演じられたら嬉しいですね」
なおヘイデンは、ディズニープラスの新作ドラマ『Ahsoka(原題)』にベイダー役で続投することが決定済みだ。
主要キャスト2人はシーズン2にオープンのようだが、対する製作チームとスタジオは少し慎重になっている模様。米 Entertainment Tonightに対し、全話で監督を務めたデボラ・チョウは、「この番組はリミテッドシリーズになるよう構想されました。この作品は始まりと中間、終わりがある、ひとつの大きな物語です。ですから、それ以上のことは考えていませんでした。もし前進するとしたら、もう1シーズン制作する、確かな理由がある場合だけだと思います」と回答。
そして、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は、需要があればシーズン2を検討すると発言している。「正直なところ、スタジオはこの番組をリミテッドシリーズとして製作しました。ですが大きな反響があり、人々がもっと『オビ=ワン・ケノービ』を見たいと望むのであれば、間違いなく検討するつもりです。なぜなら、ファンが私たちに訴えかけてくるからです。そして、“OK、これをやる確かな理由があるから、それに答えよう”と感じられたら、シーズン2を製作するでしょう。とはいえ様子見ですね」
果たしてシーズン2へ更新となるのか、今後の動向に注目しておきたい。『オビ=ワン・ケノービ』はディズニープラスにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『オビ=ワン・ケノービ』© 2022 Lucasfilm Ltd.