Disney+(ディズニープラス)製作による『スター・ウォーズ』シリーズの新作ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』で最初に執筆された脚本が、『マンダロリアン』の筋書きに酷似していたため大幅に改稿され、当初に予定されていた原案が明らかとなった。
ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービを主人公にした本作は、『スター・ウォーズ』のアンソロジー映画の一環として製作されるはずだった。しかし、2018年に公開された『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が興行的に振るわなかったこと、またディズニーが独自の配信サービスをローンチする計画があったため、ドラマシリーズへ方向転換された。
米The Hollywood Reporterによると、最初に書かれた脚本には、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』と『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に姿を見せたダース・モールが登場していたとのこと。オビ=ワンが過去の敵であるダース・モールから、若きルーク・スカイウォーカーを守るために戦う展開が描かれていたという。
しかし、『マンダロリアン』シーズン1でエピソード監督を務め、『オビ=ワン・ケノービ』への参加が決定していたデボラ・チョウが、『マンダロリアン』でクリエイターを務めるジョン・ファヴローと監督のデイヴ・フィローニに、孤独な主人公&子どもという"子連れ狼"的な設定が似ていると懸念を示し、物語が変更されたと報じられている。
確かに、『マンダロリアン』は一匹狼のマンダロリアンが"ベビー・ヨーダ"ことグローグーを同種族の元へ連れて帰ろうとする物語が描かれ、オビ=ワンが子ども時代のルークをかくまいながら旅を続けるストーリーでは設定が同じになってしまう。
また、最初の脚本ではダース・ベイダーは登場する予定ではなかったが、『マンダロリアン』と大きく内容を変更する必要に迫られたため、ダース・ベイダー役でヘイデン・クリステンセンがカムバックすることになったそうだ。
先日公開された『オビ=ワン・ケノービ』の予告映像でジェダイを再演するユアン・マクレガーが初お披露目となり、遠くから少年ルークを見守るオビ=ワンが映し出されている。
『オビ=ワン・ケノービ』は、5月27日(金)よりディズニープラスにて独占配信開始。(海外ドラマNAVI)
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『オビ=ワン・ケノービ』© 2022 Lucasfilm Ltd.