Netflix『HALSTON／ホルストン』ユアン・マクレガー、「演じるのが怖かった」

現在、ディズニープラス（Disney＋）で配信中の『スター・ウォーズ』の新作ドラマシリーズ『オビ＝ワン・ケノービ』に主演しているユアン・マクレガーが、Netflixのリミテッドシリーズ『HALSTON／ホルストン』（以下、『ホルストン』）で実在デザイナーを演じることが怖かったと明かしている。

1800年代から1980年代まで。時代とキャラクターを表現するドラマ衣装

ドラマにおいて衣装は、その時代背景を示すものであると同時に、キャラクターの個性や印象を表現する重要な役割を担うもの。1800年代から1980年代を舞台にした作品を取り上げ、その衣装のこだわりについて米The Hollywood Reporterが紹介している。 1813年　『ブリジャートン家』 衣装...

『ホルストン』は、1970年代に国際的な名声を得た米ファッションデザイナー、ホルストンの激動の人生を紐解いていくシリーズ。本作では、ファッション業界でトップを目指すホルストンのめくるめく同盟関係や複雑な恋愛、尽きることのない野心などが赤裸々に描かれる。

ベテラン俳優でもプレッシャーを感じた？実在のデザイナー・ホルストン役

米GQの取材に応じたユアンが、普段は自分のキャラクターに怖気つくことはないが、ホルストンを演じるのは怖かったと語っている。

「演技を難しいと感じたことはありません。長いこと演技をやっているので、自分自身を信頼していますから。この役を演じる前は、傲慢なほど自信に満ちていました。人生における他の多くのことに対しては、そんなことはないんですけどね。とはいえメアリーに言わせたら、『ホルストン』の撮影を始める2週間前の僕はひどく怖気づいていたそうです」

ちなみにメアリーとは、2022年4月にユアンが結婚した女優のメアリー・エリザベス・ウィンステッドのこと。ユアンは、なぜホルストン役を演じることが怖かったのか具体的には説明していない。だが、その言葉から察するところ、俳優として長年にわたるキャリアを誇るユアンでも、複雑な人生を送った実在のデザイナーを演じることは、大きなプレッシャーだったのではないかと思われる。

ユアンは相当ナーバスになっていたようだが、その心境に反して彼の演技は批評家から絶賛され、第73回エミー賞でリミテッドシリーズ部門主演男優賞に輝いている。

今度の出演作でも実在の人物に挑戦

ユアンは、『ホルストン』に主演したことで実在の人物を演じる恐怖心を乗り越えたのか、新作映画『Everest（原題）』で実在の登山家ジョージ・マロリーを演じることが決定している。

ユアンの熱演に注目したい『HALSTON／ホルストン』は、Netflixにて配信中。（海外ドラマNAVI）

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