殺人鬼の魂が乗り移った恐怖の人形“チャッキー”テレビシリーズ版が遂に日本上陸! 6月24日(金)からHuluにて独占配信される本作の見どころをご紹介する。
目次
『チャイルド・プレイ』のチャッキーが帰ってくる!
射殺されたシリアルキラーの魂が乗り移った人形“チャッキー”の恐怖を描いた『チャイルド・プレイ』は、1988年に第1作目が公開されるや否や世界中で多くのホラー映画ファンから絶大な支持を得た。その後、7作品も製作されるなど時代を超えた人気シリーズとなっており、今回は史上初となるテレビシリーズ版『チャッキー』がHuluにて独占配信される。
本作『チャッキー』は、2017年の映画『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~』のその後を描いた作品。アメリカでは2021年10月から放送されており、Rotten Tomatoesで91%の高評価を得るなど大きな話題となった。
主人公はこれまでのシリーズには登場していない14歳の少年で、そのほかの登場人物たちも少年のクラスメイトである10代のティーンエイジャーがメイン。つまり、これまでの作品を観たことがない人でも、このテレビシリーズ版から問題なくフランチャイズを楽しめるようになっているのだ。
テレビシリーズ版『チャッキー』あらすじ
今回、チャッキーの新たな親友となるのは14歳の少年ジェイク・ウィーラー。彼は母親の死をきっかけに父親との関係がこじれ、学校でもいじめられる日々を送っていた。
ジェイクは壊れた人形を繋ぎ合わせてアート作品を作っており、ある日ガレージセールで見つけたヴィンテージのグッド・ガイ人形“チャッキー”を手に入れる。グッド・ガイ人形がネットで高額取引されていることを知ったジェイクは、買い手を見つけるためにチャッキーを学校に連れて行くなどしているうちに、ジェイクの周りでは次々と不可解な出来事が。そして遂には、ジェイクの目の前でショッキングな事故が起きるのだった…。
見どころ①最新版チャッキーのリアルすぎる邪悪な表情に注目!
チャッキーの不気味さや残虐性を出し惜しみせずに最初からしっかりと見せているのが、本作の魅力。例えば、第1話では学校の授業でカエルの解剖をしていた際、カエルのお腹を切り開くのを躊躇していたジェイクの代わりにチャッキーが素早く解剖してみせるシーンがある。序盤からジェイクの身の回りの人々を感電や刺殺などあらゆる方法で手にかけていく様は、流石チャッキーとしか言いようがない。
ジェイクと話しているときの眉や口の動かし方、そして可愛い顔から急に恐ろしい表情に豹変するチャッキーは、CGの技術が進化していることもあってとてもリアル。殺したい相手をロックオンしたときの邪悪な目つきは悪魔そのもので、チャッキーが大暴れして人々を襲うシーンは目を覆いたくなるような恐怖描写が満載だ。
見どころ②チャッキーがティーンエイジャーたちを悪の道へと誘い込む
そんなチャッキーは自ら殺人を行うだけでなく、ジェイクをうまく丸め込んで犯罪に加担させようとするため、話が展開していくたびにハラハラドキドキが止まらない。
ときには人形のフリをしていじめっ子の恥ずかしい秘密を暴いたりもするチャッキーは、子どもの心をそそのかすのがうまく、良心と憎悪の間で悩むジェイクやクラスメイトたちの感情を大きく揺さぶってみせるのだ。
10代の子どもたちの繊細さが丁寧に描かれるのも本作の特徴で、他のホラー作品と比べて様々なキャラクターに感情移入しやすいのもポイント。ジェイクやジェイクの友達デヴォン、そしてジェイクの従兄弟のジュニア(めちゃくちゃイケメン!)、ジュニアの彼女レクシーなどそれぞれが家族との間に問題を抱えており、話が進むうちにどのキャラクターも応援したくなってしまう。
そしてときには彼らが協力してチャッキーに挑む場面も登場することから、映画『IT/イット』シリーズやドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』が好きな人にもおすすめできる作品となっている。
見どころ③チャッキーの知られざる過去が明らかに…!?
そして、もうひとつ大きな見どころとなっているのが、チャッキーの知られざる過去が描かれている点。チャッキーに魂を移した連続殺人犯チャールズ・リー・レイの出身地であるニュージャージー州のハッケンサックが本作の舞台となっており、チャールズの少年時代や初めて犯した殺人、さらには彼の知られざる秘密までもがついに明かされるのだ。そんなスペシャルな内容に、本国アメリカで放送された際、長年のシリーズファンは大盛り上がりしていた。
見どころ④映画版でおなじみのキャラクターたちがカムバック!
シリーズ全作品のチャッキーの声を担当するブラッド・ドゥーリフをはじめ、1作目から『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~』まで(7作品の中には登場しないものもある)アンディを演じてきたアレックス・ヴィンセントや、アンディが姉のように慕っているカイル役のクリスティーン・エリス、『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』(2013年)の主人公ニカ役のフィオナ・ドゥーリフ(なんとブラッドの娘!)が久々のカムバックを果たしているのも嬉しいポイント。
また、『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』(1998年)で初登場して以来人気を誇る、チャッキーの恋人ティファニーの声優を務めるジェニファー・ティリーも同役で復帰(表の顔は女優ジェニファー・ティリーという設定もそのまま)している。
本作のクリエイター、ショーランナー、製作総指揮を兼任し、第1話の監督を務めたのは『チャイルド・プレイ』シリーズの生みの親ドン・マンシーニ。主人公が自身のセクシュアリティについて悩んだり、女性が校長や市長を務めていたりする点では、1988年の『チャイルド・プレイ』公開当時の価値観からアップデートされているようにも感じる。
全8話を通して悩めるティーンエイジャーの心情をしっかりと描きながらも、チャッキーの殺戮シーンには恐ろしく気合いが入っていることからマンシーニの本気度が伝わる本作。すでにシーズン2の制作も決定しており、本国アメリカでの評価も高い『チャッキー』を是非鑑賞していただきたい。
(文/奥村百恵)
『チャッキー』(字幕版・吹替版)配信情報
Huluプレミア『チャッキー』シーズン1(全8話)は6月24日(金)より全話一挙独占配信スタート。
Huluでは、映画『チャイルド・プレイ』シリーズ7作品も配信中!
『チャイルド・プレイ』(1988年)
『チャイルド・プレイ2』(1990年)
『チャイルド・プレイ3』(1991年)
『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』(2004年)
『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』(2013年)
『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~』(2017年)
『チャイルド・プレイ』(2019年)
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