ファイナルとなるシーズン6の佳境を迎えている『THIS IS US/ディス・イズ・アス』。本作で、シーズン1からミゲルを演じているジョン・ウエルタス(『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』)が、ミゲルは当初ラテン系のキャラクターではなかったことを明かした。(※本記事はシーズン6までのネタバレを含むのでご注意ください)
有色人種は私一人だけでした
ジョンは米E!Onlineのインタビューに答え、ジャック・ピアソン(マイロ・ヴィンティミリア)の親友で、ジャックの妻レベッカ(マンディ・ムーア)の2番目の夫となるミゲルはもともとマイクという名前で、ラテンアメリカの男性という設定ではなかったと述べている。
「この役でオーディションに臨んでいた有色人種は私一人だけでした。オーディションでクリエイターのダン(・フォーゲルマン)や、(製作総指揮の)ジョン(・レクア)、ケン(・オリン)と会い、そのあと部屋を出てから30分もしないうちに彼らは僕に電話をかけてきて、“マイク役をやりたければ、君のものだ”と言われました」
ジョンはもともと、このオーディションが多様化に対応していると思わせるため、“建前上”有色人種の自分が参加しているのだと考えていたという。
ジョンは「この作品の素晴らしかった点は、ダンや(製作総指揮の)アイザック・アプテイカー、エリザベス・バーガーらが常にオープンに接してくれたことです。ミゲルが誰であるか、そして役が決まった後、彼らと共にミゲルというキャラクターを作り上げることを認めてくれたのです」と述べ、その一例として、「3話目くらいで、彼のバックグラウンドを描くために、名前をミゲルに変えたのです」とマイクからミゲルになった経緯も語った。
米NBCで5月3日に放送されたシーズン6の第15話、ミゲル中心のエピソードでは、この名前のことに言及している。このエピソードでミゲルは、職探しの際、本名のミゲルで履歴書を送っても面接まで行くことができなかったため、マイクという名前で応募していたことが描かれている。
さらに、ジョンは5月16日(月)に行われたNBCのイベントでミゲルとの個人的なつながりを強調。「ミゲルの物語は私の物語なのです。2つの異なる世界で身動きが取れなくなり、自分がどちらにも属していないような存在に思えます。この話はとても個人的な経験からきたもので、それゆえに皆さんに見てくださっているのだと思います」
『THIS IS US/ディス・イズ・アス』は、NBCで5月24日(火)に放送されるシーズン6の第18話「Us(原題)」でシリーズフィナーレを迎える。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『THIS IS US/ディス・イズ・アス』(C)2016-2017 NBCUniversal Media LLC. All rights reserved.