『ウェントワース女子刑務所』フィナーレ記念トークイベント開催!ビーとフランキーの素顔が明らかに!?

2013年の放送開始以来、158以上の国と地域で放送され、ここ日本でも多くの海外ドラマファンの心を鷲掴みにしているオーストラリアの刑務所ドラマ『ウェントワース女子刑務所』。虐待を続ける夫への殺人容疑で収監されることになった、ごく普通の主婦ビー・スミスを主人公に、女子刑務所内での波乱に満ちた日々を描き出している。

そんな本作が間もなくグランド・フィナーレを迎えることを記念して、先日4月16日(土)にHuluで生中継トークイベントが開催された。今回は、オーストラリアと中継を結んで行われた同イベントの様子をお届けしよう!

ビー役ダニエル・コーマック&フランキー役ニコール・ダ・シルバが登場!

シリーズ始まって以来のファンだというDJ TAROがMCを務めるトークイベントには、ビー役のダニエル・コーマック、フランキー役のニコール・ダ・シルバが登場。二人はとてもリラックスした表情だ。ニコールにいたっては、フランキー役からは想像もできないメガネをかけた姿で登場した。

ダニエルはまず「こんにちは」と日本語で挨拶。ニコールは「早速みなさんの質問に答えていきたいわ」とすでに準備万端のようだ。そんな中始まったトークイベントの最初のコーナーは、ファンから寄せられた質問コーナー。

ビーとフランキーの再会はリアルな反応だった!?

「シーズン4の第9話でビーとフランキーが面会室で久しぶりに再会するシーンは、実際に二人が久しぶりに会ったため、リアルな反応だったというのは本当?」という、さっそく撮影の舞台裏に関する質問がぶつけられる。

ダニエルは「本当よ。ニコールとしばらく会っていなくて、それがすごく嬉しくて、演技なんかしなくても良かった」と答え、ニコールは「私自身しばらく作品から離れている中で、久しぶりに現場へと戻れたのがすごく嬉しかったのだけど、現場に入ったらダニエルが私を避けるようにしていて、それが再会のシーンのためだったの。だから、まさに二人の友人が再会を喜び、お互いにハグをした、そんなシーンだった」と、お互いの関係性がよく現れたシーンだったと回想した。

『ウェントワース女子刑務所』ビー&フランキー

今回のトークイベントは、ライブチャットTVを利用して視聴者もまるで実際に現場で参加しているかのような気分を味わえるイベントだったのだが、この場面で視聴者たちは「あれは自然な反応だったんだ」と作品の舞台裏を知ることができて、喜びを隠せない様子であった。

撮影が大変だったシーンは…

続いて「特に大変だったシーンは?」という質問に対して、ダニエルは「ビーが首を吊ろうとしたシーンね。物理的にもワイヤーで吊るされて呼吸困難に陥っている状況を演じなければならない中で、感情面でも心が乱されたし、とても寂しい気持ちにさせられて、大変なシーンだった」と解答。

ニコールは、「ダニエルが挙げたシーンは私にとっても大変なシーンの一つ。大切な友人が感情的にも肉体的にもつらい思いをしている瞬間だった。シリーズの中で自分たちのキャラクターを通して見るキツい場面がたくさんある中で、シーズン2でフランキーが図書館でブーマーに靴下の中にビリヤードの球を入れて渡すシーンは、キャストもスタッフもエネルギーがダークなものになっていった。

演じるのが大変なシーンはいくつもあった。そういったシーンでは自分自身も少なからず影響を受けてしまうから」と回答。キャストやスタッフの関係性が良好だからこそ、抗争などによって暴力が満ち溢れるシーンではON/OFFの切り替えが難しかったのだろう。

役作りのためにジム通いも!

視聴者からの最後の質問では、役作りについての質問が飛んだ。ダニエルは自身の力こぶを画面に見せながら「シーズン2に入る前にプロデューサーから『ターミネーター2』のリンダ・ハミルトンのような身体を要求されて、ジムに行ったわ。でも日本酒を飲み続け、好きな食べ物も食べていたため、あまりうまくいかなかったの。

そうしたら、プロデューサーからもう少し頑張ってくれと言われて、1日2回のワークアウトと特別な食事療法をして頑張った。そしてかなり強靭な肉体を手に入れたの。シーズン2におけるビーの強さを手に入れることができたと思う」と、肉体派女優の代名詞的存在であるリンダ・ハミルトンをイメージした身体づくりをしたことを明かした。

『ウェントワース女子刑務所』ビー&フランキー

一方のニコールは「オーディションで抜擢されたその日から刑務所の房内でできる自重を活かしたトレーニングを始めたの。フランキーは実際に出くわしたら恐怖を覚えるようなルックスにしたかったので、それを求めて週6日1時間ずつジムに通った。最終的には自分の体重以上のベンチプレスをできるようになったのだけど、残念ながら維持できていなくて、もう今はできなくなってしまった」と、屈強な囚人たちがわんさかいる女子刑務所を舞台とした作品ならではの役作りに対する苦労を明かしてくれた。

スクショタイムでは変顔!? 気さくでお茶目な一面も

イベント中は終始ノリノリで回答してくれたダニエルとニコール。劇中のシリアスな表情とはまるで違う親しみやすい雰囲気を醸し出す姿は、とても新鮮だった。ファンからの「いつか日本にも来てほしい」という要望には、二人揃って「ぜひ行きたい! イベントに呼んでください!」という嬉しいコメントも。

ほかにも二人の好きな食べ物、嫌いな食べ物、好きな映画といったパーソナルな質問を散りばめた一問一答コーナーや全8シーズンの中から二人が名場面を選んで撮影の舞台裏を明かしてくれるコーナーなど、ファン垂涎の話を終始聞くことができた。

ファンのために設けられたスクショタイムでも、二人は変顔を披露するなど、気さくでお茶目な一面を思う存分見せてくれるなどサービス満天! 劇中で演じているキャラクターとはまるで違う表情を見られる激レアなイベントであった。

『ウェントワース女子刑務所』生中継トークイベントの様子

日本のファンに向けたメッセージ

最後にニコールは「『ウェントワース女子刑務所』というジャーニーに参加してくれてありがとう。ファンの皆さんは私たちにとってとても大切な存在よ。多くの人々にとっていろんな意味を持っている作品であるということが、私たちにとってもすごく大きな意味がある」

ダニエルは「日本の皆さん、本作を見てくれてありがとう。日本にも熱いファンがたくさんいると聞いています。そんな皆さんのいろんな質問に答えられて嬉しかった。これからもSNSなどでコンタクトを取り続けましょう。早く日本にも行きたい。それまで安全に、健康に、他の人には親切に、元気に生きていきましょう」という日本のファンへのメッセージをくれた。

これでグランド・フィナーレとなってしまうのは非常に寂しいが、ぜひともビーやフランキーたちの‘‘生き様’’を振り返りつつ、シリーズの最終章を目に焼き付けたい。
(文/zash)

『ウェントワース女子刑務所』配信情報

Huluプレミア『ウェントワース女子刑務所』シーズン1~8はHuluにて配信中。最終話の配信は、昨日4月19日(火)よりスタート!

また、『ウェントワース女子刑務所』生中継トークイベントも、Huluにて見逃し配信中。

(海外ドラマNAVI)

Photo:Huluプレミア『ウェントワース女子刑務所』シーズン1~8 Huluにて配信中 © FremantleMedia Ltd.