『メディア王 ~華麗なる一族~』脚本家、登場キャラクターのセクシュアリティを語る

メディア王一族の後継者争いを描き大ヒット中のHBOドラマ『メディア王 ~華麗なる一族~』(別タイトル『キング・オブ・メディア』『サクセッション』)に登場するあるキャラクターについて、脚本家が語った。英Digitalspyが報じている。

本作は、一代でメディア帝国を築き上げたローガン・ロイが主人公。富豪一族として名をはせることになったロイ家の3人の息子と1人の娘のうち誰が後を継ぐのか、家族の問題を超えて、世間からも注目を集める後継者争いを描いたもの。

脚本家のジョージア・プリチェット(『となりの精神科医』)によると、『メディア王 ~華麗なる一族~』の人気者、いとこのグレッグ・ハーシュ(ニコラス・ブラウン)はゲイであることを公表する可能性があったそうだ。

エミー賞ノミネートのニコラスが演じる、長身で臆病だが次第に策略を巡らせるようになったこのキャラクターは、トム・ワムズガンズ(マシュー・マクファディン)、ローガン・ロイ(ブライアン・コックス)、シヴォーン・"シヴ"・ロイ(セーラ・スヌーク)、ローマン・ロイ(キーラン・カルキン)というまさにサメとも言える人物らと関わっている。

プリチェットは最近、ポッドキャスト「Homo Sapiens(原題)」に出演した際、「キャラクターが独自の人生を歩んでいくのは面白いことです」と、本作に登場するキャラクターの発展について語っている。「前シーズンまで誰とも何もなかったので、私はグレッグがゲイであることをある種主張してきました」

そして、ローガンの後継者候補であり、喧嘩っ早いローマン・ロイについても、「少し流動的でパンセクシャルな感じがします」とも述べた。「彼は何かをやりたいと思ったときに、それを我慢するとは思いません。彼はためらわない人ですから」と彼女は続けた。

シーズン3が公開された10月、ニコラスは自身が演じるグレッグとの共通点についてこう述べている。「グレッグを演じる時は、自分を完全に解き放って演じています。普段の生活では、"ああ、この部分を完全に晒してはいけないんだ、だってみんな変に思うかもしれない"と思っていますが、グレッグに関しては、いつもは自分なら隠している部分を、なくしてみたらどうだろうと思って演じています」

『メディア王 ~華麗なる一族~』はシーズン1~3までがU-NEXTで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

(2022/03/30 更新)

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