【独占動画】クリント・イーストウッド監督・主演『運び屋』、マイケル・ペーニャが語る巨匠の素顔は? 思わぬアドリブも

アカデミー賞受賞監督クリント・イーストウッドが手掛け、主演も務める最新作『運び屋』が3月8日(金)より全国公開中。本作でイーストウッド演じる麻薬の運び屋を、麻薬捜査官としてブラッドリー・クーパー(『アリー/ スター誕生』)とともに追い詰めるマイケル・ペーニャの特別インタビュー動画を入手した。

【関連動画】クリント・イーストウッド監督・主演映画『運び屋』マイケル・ペーニャ直撃インタビューはこちら

「今のハリウッドには自分が演じられる作品がない」と宣言し、一時は俳優引退もほのめかしたこともある名優の心を動かしたのは、前代未聞の"アウトロー"の実話。巨大な麻薬組織で、一度に最大300キロ、13億円という巨額のドラッグを運ぶ"伝説の運び屋"の正体は、90歳に程近い老人だった。

本作でイーストウッドが演じるのは、仕事一筋で家庭をないがしろにした挙げ句、事業の失敗で家財の一切を失ってしまった孤独な老人アール・ストーン。主人公を追い詰めていく捜査官ベイツ役にはイーストウッドの後継者と言われ、イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』では主演を、イーストウッドから譲り受けた『アリー/スター誕生』では初監督・主演を務め、アカデミー賞でも絶賛されたブラッドリー。今回、ブラッドリー扮するコリン・ベイツ捜査官と共に、謎の運び屋を追うトレヴィーニョ捜査官を演じているマイケル。最近では『アントマン』の相棒役としてもお馴染みの俳優だ。

このたび到着したのは、『ミリオンダラー・ベイビー』以来、2度目のタッグとなるイーストウッドについて、『アメリカン・ハッスル』以来の再共演となるブラッドリー・クーパーや、本作の見どころ、現場の雰囲気などを、マイケルがカメラの前で語る特別動画。

まず自身の役柄について解説したあと、「僕たちは、イーストウッド演じるストーンを追っている。ストーンは競技会(品評会)を開くほどの園芸家で、あらゆる道路に精通し、アメリカ中を旅する方法を知っている。誰も彼に気づかないから、完璧な運び屋なんだ」と、デイリリー(ユリの新種)の栽培でアメリカ全土を走っていた高齢のアール・ストーンは、運び屋にはうってつけの存在だったと指摘。

「イーストウッドが作り出す空間は、プレッシャーもあるけど、同時に自由でもある。失敗しても大丈夫。彼は俳優に試させ、それを記録したいんだ」と、巨匠の演出を楽しんだと話す。イーストウッドと師弟関係を結ぶブラッドリーとの共演でも気づきがあったと述べ、「ブラッドリーも同じで、二人とも何でも試そうとする。僕が思わず口走った言葉がある。張り込み中の車で無意識だった。何か言われて、"よっしゃ"と答えたらしいが、全然記憶にない。でもそういう自由があるのは、素晴らしいことだ」と思わずアドリブが飛びだした瞬間を明かす。「イーストウッドは優れた俳優でもあるから、彼もブラッドリーも、俳優のそういうプロセスがわかる。それに彼らはプロ中のプロだからね。シーンの撮影も、特に張り込みのようなシーンは、とても面白かった」と、緊張感の中にも、自由な演技を引き出すイーストウッドの現場はやはり特別だという。

「観客はイーストウッドが経験する旅を、何よりも肌で感じたいはずだ。有名な話だが、知らない人もいる。誰もが新鮮な驚きを感じるだろう」とマイケルが熱く語る、実話をもとにしたサスペンスの傑作映画『運び屋』は、3月8日(金)より全国ロードショー中。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『運び屋』
©2018 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC