【訃報】チューバッカ死す。『スター・ウォーズ』ピーター・メイヒューが逝去し、"ハン・ソロ"らがコメント

誰もが知る『スター・ウォーズ』シリーズでハン・ソロの相棒チューバッカを演じていたイギリス出身の俳優ピーター・メイヒューが、4月30日(火)に亡くなっていたことが分かった。享年74。米Varietyなどが報じている。

5月2日(木)、ピーターの家族がピーター名義のTwitterアカウントを通して以下のようなコメントで訃報を発表した。「ピーター・メイヒューの家族は、ピーターが亡くなったことを深い悲しみと愛をもって皆様にお知らせします。2019年4月30日の夜、北テキサスの自宅で家族に見守られながら息を引き取りました」

ピーターの死因は現時点では不明だが、昨年夏には脊髄の手術を受けており、手術は成功したと言われていた。ピーターには1999年に結婚した妻のアンジーと3人の子どもがいる。

巨人症ではなかったものの、221cmと長身だったピーターは、ロンドン市内の病院で働いていたところを見出され、1977年に公開されたチャールズ・H・シニア(『タイタンの戦い』)製作の『シンドバッド虎の目大冒険』のミノトン役で俳優デビュー。その後、『スター・ウォーズ』シリーズで200歳を超えるウーキー族のチューバッカを演じることになった。ピーターはその後も同シリーズに出演し続け、一時期は車椅子での生活を余儀なくされたが、2015年の『フォースの覚醒』まで出演。以降はチューバッカ後継者となるヨーナス・スオタモの指導にもあたり、引き続きファンがチューバッカを楽しめるよう尽力した。また、『ギロチノイド』『Glee/グリー』といったTVドラマにも登場していた。

最後まで仕事を全うしたピーターの訃報を受け、共演者たちからも追悼のコメントが寄せられている。

ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは、ピーターとの写真を添えて以下のようなコメントを自身のTwitterで発表した。「ピーターは、いつも僕を笑わせてくれる忠実な友人であり、背よりも大きな心を持った最高に紳士的なジャイアントだった。彼がとても好きだったし、彼と知り合っただけで自分が良い人間になれたと思う。たくさんの思い出に感謝したい。ありがとう、ピート」

『スター・ウォーズ』公式Twitterも「ピーター・メイヒューの訃報を知り、悲しみに暮れています。ピーターは長い間、忠実で愛らしいチューバッカを演じてくれ、チューバッカというキャラクターと本作は大成功を収めました」と述べた。

そしてハン・ソロ役のハリソン・フォードは、「ピーター・メイヒューは優しくて紳士的で、尊厳深く高潔な性格の人間でした。彼のこの本来の個性とウイット、そして優雅さが、チューバッカにも表れていました。彼はチューバッカに魂を注ぎ、『スター・ウォーズ』ファンに多大な楽しみをもたらしました。チューバッカは本作が成功した大きな要因です。彼はフランチャイズ作品におけるファンの重要性をしっかり理解しており、そのために熱心に仕事に取り組んでいました。私も含め、世界中の多くの人はピーターのことを一生忘れないでしょう。彼が私たちに残してくれたものを。ご遺族のアンジー、お子様たちにお悔やみ申し上げます。友よ、ゆっくり休んでくれ」と声明を発表した。

友人や家族を対象としたピーターの送別会は6月29日(土)に行われ、12月にロサンゼルスで開催されるエンパイア・コンではファンも参加できるピーターを偲ぶ会が催されるという。ピーターが全精力を注ぎ、長年世界中で愛されてきたチューバッカは、彼の亡き後もしっかり本シリーズの要として活躍することだろう。ピーターのご冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)

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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
ピーター・メイヒュー&ハリソン・フォード(C) Phil Roach/FAMOUS