祝23歳!『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』トム・ホランドがスパイダーマンになるまで

6月28日(金)に日本で世界最速公開される『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。サム・ライミ監督版でスパイダーマンを務めたトビー・マグワイア、マーク・ウェブ監督版のアンドリュー・ガーフィールドに続き、3代目を演じているのが本日6月1日で23歳を迎える英国俳優のトム・ホランドだ。日本ではあまり認知されていなかった彼が、世界中に愛されるスーパーヒーロー"スパイダーマン"になるまでの軌跡を振り返ってみよう。

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世界的人気を誇るミュージカルで主演に抜擢! スパイダーマンの基礎はここで作られた

映画化もされ大ヒットしたミュージカル「ビリー・エリオット」。2008年、トムはこの舞台版に主人公の親友マイケルとして出演。しかし、その演技力や表現力の高さが認められ、2010年には主演に大抜擢! ダンサーの主人公を演じるため、バレエやジャズダンス、タップに体術などを厳しい修練を経て習得し、多くの観客の胸を躍らせてきた。

同年、スタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』では、翔の英国版の吹替で映画デビュー。スマトラ島沖地震で起きた実話を映画化した『インポッシブル』では、母親を助ける長男役を演じ、当時16歳ながらも卓越された演技力で注目の的に。さらに『わたしは生きていける』『白鯨との闘い』といった映画や、歴史大作ドラマ『ウルフ・ホール』にも出演し、着実にキャリアを積み重ね、2017年には英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)で新人賞にあたる「ライジングスター賞」を受賞。英国アカデミー賞で唯一、一般投票で決定する栄誉ある賞を受賞したトムは、英語圏ではすでに誰もが認める実力ある若手俳優として期待を寄せられていた。

スタン・リーも大絶賛!世界規模のオーディションを勝ち抜きヒーローに

アイアンマンやキャプテン・アメリカらMCUのヒーローたちとは異なる世界で描かれてきたスパイダーマンが、いよいよアベンジャーズと合流することが決定! 新たなスパイダーマンを決めるオーディションには、世界中から応募者が集まった。厳しいオーディションを勝ち抜くため、自身の得意分野であるダンスやパルクールのPR動画を撮影し送ったという。ミュージカルで鍛え上げられた表現力・身体能力が評価され、並み居る強敵を抑え見事その座を射止めたトム。スパイダーマンの産みの親であるスタン・リーも、自身のTwitterで「彼は最高のスパイダーマンだと思う」と手放しで絶賛したほどのはまり役だ。単独主演映画『スパイダーマン:ホームカミング』では、アイアンマンに導かれながらヒーローとして成長しつつも、高校生らしく恋愛に悩む青年を等身大に熱演。さらに、劇中のアクションの多くを自身で演じており、持ち前の身体能力の高さが存分に発揮されている。

"親愛なる隣人"から"真のヒーロー"へ。スパイダーマンが再び世界を救う

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後の物語となり、MCUフェイズ3の完結作である『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。友人たちとヨーロッパ旅行に出かけるスパイダーマンことピーター・パーカー。そこに突如として現れたのは、元S.H.I.E.L.D長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)と、別の次元からきたというミステリオ(ジェイク・ギレンホール)だ。世界を救う重大なミッションを与えられ「僕はただの"隣人"だよ」と怖気づくピーターだが、"真のヒーロー"となるべく世界を救うことができるのだろうか―。

全世界から注目と期待を寄せられている本作を、「超ビッグスケールの映画になることがわかる脚本だったけど、それと同時にこれは絶対に観客を驚かせることになると確信できたから読んでいて嬉しかったよ」と振り返っているトム。どのように我々を驚かせてくれるのかと同時に、トムのより一層磨かれた演技やアクションシーンにも期待は高まるばかりだ!

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は6月28日(金)世界最速公開。(海外ドラマNAVI)

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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』