映画『マトリックス4』、キアヌ・リーヴス&キャリー=アン・モス続投で製作!「感謝と興奮しているわ」

1999年に大ヒットし、続編も製作されたSF映画『マトリックス』。本シリーズ全てに主人公ネオことトーマス・アンダーソン役として主演し大ブレイクした俳優キアヌ・リーヴスが、再び同役でカムバックすることが明らかになった。米Varietyなどが一斉に報じている。

本シリーズは第1弾の『マトリックス』(1999)を皮切りに、『マトリックス リローデッド』(2003)、『マトリックス レボリューションズ』(2003)と3作製作されている大ヒットシリーズ。

主人公であるトーマスは、ネオという名のハッカーという裏の顔を持つ人物。ある日謎のメッセージが届き、謎の美女トリニティと出会う。彼女と共に、現実と仮想の世界が交差する道を進んでいくというストーリーのSFアクション大作だ。そしてトリニティを演じたキャリー=アン・モス(『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』)も同役でキアヌと共に復帰する。キャリー=アンは、この報道に対して「感謝と興奮しているわ」と自身のInstagramでコメントした。

製作配給のワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ・グループのトビー・エメリッヒ会長は、次のようなコメント発表した。「唯一無二でユニークな映画監督であるラナと共に、『マトリックス』シリーズの新作を製作できることを嬉しく思います。またラナが脚本と監督、そしてプロデュースを手掛けることにも興奮しています」

三役を担うラナとはラナ・ウォシャウスキーで、『マトリックス』シリーズ全てを担当している人物。当時は、ラリー・ウォシャウスキーという男性名で、弟のアンディと共に本シリーズを成功に導いた人物だ。そして弟のアンディも現在はリリーと女性名に変更、二人で性転換しラナ&リリー・ウォシャウスキー姉妹として再出発。二人はNetflixオリジナルドラマ『センス8』なども手がけている。

オリジナルのメンバーが揃ったこの4作目だが、実は数年前からプロジェクトの動きはあった。だが製作権の問題で、なかなか先に進めない状態にあったようだ。製作を手がけるラナ・ウォシャウスキーは、「20年前にリリーと私が現実について模索していたアイデアの多くは、今での時代でこそ現実味があるものです。キャラクターたちが再び私の人生において復活できることを嬉しく思います。また、素晴らしい友人らと共に仕事ができる新たなチャンスを与えられたことに感謝しています」と意気込みを述べた。

現時点ではこの新作の内容など詳細はわかっていない。だが、ローレンス・フィッシュバーン(『ハンニバル』『CSI:科学捜査班』)が演じたモーフィアス役は、若い俳優に変わるのではという関係者の話も出ている。

1999年にオリジナルが公開されてから今年でちょうど20周年。米国のチェーン映画館AMCではそれを記念して8月30日(金)より特別上映会を催すところもあるという。本作に関する続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:キアヌ・リーヴス&キャリー=アン・モス (c)Hubert Boesl/FAMOUS