重すぎる犯罪ドラマや残酷描写に疲れた時に、ちょうどいいのが“コージー・クライム”と呼ばれる作品たち。殺人事件を扱いながらも、ユーモアや人間ドラマ、心地よいトーンが魅力で、気軽に楽しめるのが特徴だ。そんなドラマシリーズを米Screen Rantが取り上げているので、そのうち5作品を紹介しよう。
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何度でも見返せる!王道の海外刑事・犯罪ドラマ5選
事件の謎解きだけでなく、刑事たちの信念や人間ドラマにも心を掴 …
『デッドロック ~女刑事の事件簿~』

Amazon Prime Video(プライムビデオ)による『デッドロック』は、小さな町で起きた不審死事件を、二人のオーストラリア人女性刑事が追う犯罪ドラマ。
物語にはしっかりとしたミステリー要素もあるが、最大の魅力は、その題材をユーモアへ巧みに転換している点にある。コメディとしての心地よさを前面に押し出しながら、個性豊かなアンサンブルキャストがシーズンを通して絶妙な掛け合いを見せていく。また、笑いの要素が強い一方で、刑事ダルシー・コリンズ(ケイト・ボックス)とエディ・レッドクリフ(マデリーン・サミ)という二人の関係性を丁寧に描いているところも、“コージー・クライム”らしい魅力にあふれている。
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『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』
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米ABCで8シーズンにわたって放送された『キャッスル』の主人公は、ネイサン・フィリオン演じる人気ミステリー作家リチャード・キャッスル。新作の取材のため、スタナ・カティック演じるニューヨーク市警察の刑事ケイト・ベケットに同行したことをきっかけに、事件捜査へ深く関わっていくことになる。
本作は、1話完結型の魅力がたっぷり詰まった王道犯罪捜査ドラマでありながら、単なる事件解決ドラマに留まらない深みも持っている。特に、部外者であるキャッスルの自由奔放な視点が、ありきたりな名探偵キャラクター以上の面白さを生み出しているのが特徴だ。さらに、キャッスルのユーモアと人懐っこさによって、彼とベケットの関係性が長い年月をかけて少しずつ変化していく点も大きな魅力。まさに“じっくり育つスローバーン・ロマンス”であり、その心地よさはコージー・クライム作品の代表格とも言える。
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『ミス・フィッシャーの殺人ミステリー』

1920年代のオーストラリアを舞台にした本作は、エシー・デイヴィス演じる私立探偵フライニー・フィッシャーが活躍するミステリードラマ。2015年より3シーズンにわたって製作され、華やかな時代設定と洗練されたトーンで高い人気を集めた。
本作は優雅な1920年代の雰囲気と、本格的な捜査ドラマを見事に融合させているのが特徴だ。美しい衣装やセット、魅力的なキャラクターたちによって、毎エピソードが“冒険”のような楽しさであふれている。温かくユーモアがあり、どこかロマンチックで、まさに“コージー・クライム”というジャンルを体現したような、他にはない独特の魅力を放っている。
『刑事コロンボ』

ピーター・フォーク主演の長寿シリーズ『刑事コロンボ』は、ロサンゼルス市警殺人課のコロンボ警部を描くシリーズ。
コロンボ自身は、一見すると頼りなく冴えない人物に見えるが、その油断ならない観察眼で少しずつ真相へ迫っていく。本作の最大の特徴は、多くのエピソードが“犯行シーン”から始まる点にある。つまり視聴者は最初から犯人を知った状態で、「コロンボがどうやって犯人を追い詰めるのか」を楽しむ構造になっているのだ。“誰が犯人か”ではなく、“どう暴くか”に焦点を当てたこのスタイルは当時としては非常に斬新で、同時に安心感も生み出している。無理に衝撃的などんでん返しを連発しなくても、コロンボの会話術や執念だけで最後まで引き込んでいく点が、本作を“コージー・クライム”として特別な存在にしている。
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『ジェシカおばさんの事件簿』

史上最も象徴的な犯罪ドラマの一つとして知られる『ジェシカおばさんの事件簿』は、“コージー・クライム”の魅力が詰まった名作シリーズだ。
アンジェラ・ランズベリー演じる推理作家ジェシカ・フレッチャーが、架空の町キャボット・コーヴや全米各地で起きる事件を解決していく。本作が最初から温かい雰囲気に包まれている最大の理由は、やはりランズベリーの存在感だろう。知性と品のあるジェシカというキャラクターによって、殺人事件を扱いながらも不思議と安心感のある作品になっている。
また、本作は暴力やショッキングな展開よりも、“パズルを解き明かすような推理”に重点を置いているのも特徴。犯人を追い詰める際も、力ではなく観察力が重要視されており、その知的で穏やかなスタイルが大きな魅力だ。まさに本作は、“コージー・クライム”というジャンルを代表する最高峰の作品と言える。
(海外ドラマNAVI)



