ジョーカーがホアキン・フェニックスに憑依!?映画『ジョーカー』驚きの舞台裏

アメコミ界を代表するヴィランでありバットマンの宿敵として知られるジョーカーはいかにして誕生したのか――。孤独だが心優しかった男が悪のカリスマに変貌していく衝撃のサスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』が10月4日(金)に日米同日公開となる。圧倒的な人気を誇る反面、俳優にとっては"呪い"とも言われるほどの難役であるため、演じたホアキン・フェニックス(『グラディエーター』『ザ・マスター』)にも多大な影響を及ぼしていたようだ。そんな舞台裏について本人の言葉を交えてご紹介しよう。

圧倒的な狂気をはらんだ内面を表現すべく、ホアキンはまず24kgもの減量を敢行。体重を落としたことが心理的にも作用してよりジョーカーに近づいた彼は、トッド・フィリップス監督(『ハングオーバー!』シリーズ)のアドバイスで、役作りのためにコメディアンを目指す主人公アーサーのジョーク日記を書いてみることになった。「最初は何を書けばいいのか戸惑ったけど、役作りを追求するうちに、監督からもらったアイデアすら無視して、突如自ら書くようになってしまった。書くことがどんどん頭に湧いてきて、まったく予期しない展開だったよ」と、ジョーカーが憑依したような体験をしたと明かしている。

さらにホアキンは「キャラクターに対して個人的な共感を覚え始めることもあった。撮影中は彼の新しい人格や側面を毎日のように発見している感じがして、それが撮影の最終日まで続いたんだ。この体験は俳優としてとても魅力的なことだったね」と続ける。

ジョーカー役としてレオナルド・ディカプリオ(『タイタニック』)も候補に挙がる中、フィリップス監督がこの役を演じられるのは彼しかいない、とホアキンに当て書きした本作。ホアキンはもともと役に入り込むタイプの俳優だが、今回は特にどっぷりとその世界にはまっていたようだ。

これまでに映画やドラマ、アメコミで描かれてきたものとは違う、新たなジョーカーを描いた本作は、第76回ヴェネツィア国際映画祭で上映されると8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こったほか、最高賞となる金獅子賞を受賞。世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭)で最高賞を受賞した初のアメコミ作品となった。

当サイトではフィリップス監督直撃インタビューを近日中に掲載するのでお楽しみに!

『ジョーカー』(配給:ワーナー・ブラザース映画)は日米同日10月4日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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『ジョーカー』
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