英作家ニール・ゲイマンの小説をドラマ化し、神をテーマにした米Starzの『アメリカン・ ゴッズ』シーズン3に、あの人気ゴス・ロックシンガーが出演することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
本シリーズは、北欧神話やインド神話などに登場する古き神々と、現代文明から生まれた新しい神々との戦いが描かれる異色作。
そのシーズン3に出演することになったのは、数々のヒットアルバムとシングルを放ったゴス・ロックシンガーのマリリン・マンソンだ。俳優としても活動するマリリンは、北欧デスメタルバンドのブラッド・デスの血に飢えたシンガー、ヨハン・ウェングレン役を演じ、新しい神々との戦いでバンドとヨハンは、イアン・マクシェーン演じるウェンズデイにとって戦力の源になるとのこと。
ショーランナーを務めるチャールズ・H・イグリーはマリリンが新キャストとして加わることについて、「ニール・ゲイマンのためにマンソンが持つ特定のエネルギーや機知、果てしない熱意といったすべてを、オーディンに仕える北欧の狂暴な戦士ヨハンに注ぎ込めることが楽しみです。マンソンのパフォーマンスはオリジナルでユニークな楽しさがあり、そして皆さんを動揺させること、間違いないでしょう」とコメントしている。
『ウォーキング・デッド』や『デクスター ~警察官は殺人鬼』などの人気ドラマで製作総指揮を務めたリグリーは、シーズン3からショーランナーに就任している。
5月にはマリリンが、米HBOのミニシリーズ『ピウス13世 美しき異端児』の続編となる『The New Pope(原題)』に出演することが発表され、その他にもバイカーズ・グループの構想を描くドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』やコメディドラマ『カリフォルニケーション』、ファンタジ―ドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』などにも出演している。
『アメリカン・ ゴッズ』シーズン1&2はAmazon Prime Videoにて配信中。シーズン3は2020年にStarzで放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:マリリン・マンソンとYOSHIKI(C) NYPW/FAMOUS