『マレフィセント2』の王子役、注目の英国男優ハリス・ディキンソンとは?

半世紀以上にわたり愛されているディズニーの名作アニメーション『眠れる森の美女』に隠されていた"禁断の呪い"が生んだ究極の愛の物語を描く、大ヒットシリーズの最新作『マレフィセント2』が10月18日(金)より公開中だ。アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニングらが続投し、新たにミシェル・ファイファーなどが参加した本作は前作以上の豪華キャストとなっているが、その中でも注目の新星、オーロラ姫を愛するフィリップ王子を演じる若手英国俳優ハリス・ディキンソンについてご紹介しよう。これまでは主に小規模作品で活躍してきた彼だが、本作に続いて『キングスマン』前日譚映画への出演が決まるなど大作でも活躍し始めている。そんな彼の魅力の秘密は「可愛さ」と「男らしさ」のハイブリッドにあった!

『マレフィセント2』で、1作目のブレントン・スウェイツ(『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』『キング・オブ・エジプト』)に代わってフィリップ王子を演じるハリスは、イングランド出身の23歳。フィリップ王子役で愛嬌ある可愛らしい笑顔を見せる一方、英国俳優としては珍しいことにやっているinstagramでは引き締まった上半身裸の画像を載せたりと色気あるカッコいい一面も披露しており、「可愛さ」と「男らしさ」の両方を合わせ持っている。

以前はインディペンデント映画『ブルックリンの片隅で』や、実話を元にしたドラマ『TRUST/トラスト ゲティ家のスキャンダル』に出演していたハリス。だが、この『マレフィセント2』に続いて、『キングスマン』シリーズ最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』では主要キャストを務め、豪華キャストが声優を務めるドラマ『ダーク・クリスタル/エイジ・オブ・レジスタンス』にも参加し、他にも新作映画が待機中と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

小学校時代から学校の演劇に参加するなど演技への興味が強かったものの、それを仕事にするつもりはなかったそうだが、16歳の頃に通っていた演劇学校の師の助言もあり、海兵隊員ではなく俳優を志すことに。それ以降、地道に経験を重ね、『ブルックリンの片隅で』の演技でロンドン映画批評家協会賞などを受賞。今回ついに大役を手にした彼は、10代の頃から短編映画で監督・脚本・編集を担当するなど、俳優以外の顔も持っている。

『マレフィセント』ではオーロラ姫へ真実の愛のキスをもたらす相手と思われたものの実際は違っており少し地味な扱いだったフィリップ王子だが、今回は彼がオーロラ姫にプロポーズするところから大きく物語が動き、さらには困難に陥ったオーロラ姫たちを助けたりと活躍している。そんな彼のオーロラ姫への想いはマレフィセントには歓迎されないが、一部のキャラクターには理解されている。マレフィセントに仕えるカラスのディアヴァル役のサム・ライリーによれば、「ディアヴァルはフィリップ王子がオーロラ姫を愛していることを知っているので、二人の結婚を祝福している」という。

ハリス演じるフィリップ王子にも要注目の『マレフィセント2』は、大ヒット公開中。(海外ドラマNAVI)

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『マレフィセント2』
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