ハリソン・フォードも心打たれた!名犬が教えてくれる人生で大切なものとは?『野性の呼び声』

有名な冒険小説を元に、地図にない地を目指して旅する男ソーントンと名犬バックとの言葉の壁を超えた友情と冒険を描く、ハリソン・フォード主演のディズニー映画『野性の呼び声』が2月28日(金)より公開される。同作のキャストとスタッフが本作のテーマについて語ったコメントが届いた。また、重要なキャラクターを演じるダン・スティーヴンス(『美女と野獣』『ダウントン・アビー』)が写った場面写真も到着したので、合わせてご紹介しよう。

原作は、アメリカの作家ジャック・ロンドンの世界的名作冒険小説。生きる希望を失った一人の男と、傷ついた一匹の犬が、大自然と闘いながら絆を深め、再び命の炎を燃やしてゆく感動の物語だ。ソーントンと出会う以前のバックは、幸せに暮らしていた邸宅からさらわれ、人間たちから酷い仕打ちを受けていた。しかし犬ぞりのリーダーへと成長していく。

そんなバックの物語を描き出すのは、『美女と野獣』『アラジン』『ライオン・キング』『リロ&スティッチ』といった数々のディズニー・アニメーションに関わってきたクリス・サンダース。サンダース監督は「本作は、予期せぬ出来事を経験するキャラクターを描いています。予期せぬ試練は、人を挫けさせることもあれば、バックのように自分をかえって強くしてくれることもあります。そういう試練の度にバックは壁を乗り越え、前進し、ついに自分が居るべき場所を見つけます。彼の経験は、我々が人生において経験することと非常に近いものがあります。我々は誰もが不確実性の中で人生という旅をしており、予期せぬ試練が付きものなのです」として、バックの物語は困難への向き合い方を教えてくれると語っている。

監督によれば、バックにはモデルがいたそう。「原作者のジャック・ロンドンはバックのことを知っていたんです。金脈を求める採掘者が大勢いたゴールドラッシュ時代のことで、ジャックは彼らと行動をともにして、この物語を書きました。彼が最も引きつけられたのは、その旅で出会った犬だったんです。実際のモデルとなった犬の写真も残っているんですよ」とバック誕生秘話を明かす。

ハリソンは、バックについて「彼は野性の呼び声を感じ、飼い犬だったという過去を乗り越えて、野生動物の中で自分の本質を見い出すんだ。ソーントンと出会い、ともに危険と冒険に立ち向かう。二人の関係性に僕は心を打たれたよ」と語る。私生活についてほとんど語らないハリソンだが、実は犬派だそうで、本作と自身のプライベートを交えてコメントしてくれる場面も。「ずっと犬と暮らしているが、犬にも個性がある。愛情を持って接すれば愛を返してくれる。今は4匹飼ってるよ。どの犬も保護されたり街角で見つかった犬ばかりなんだ。みんな性格が違うから、私との関係性もそれぞれの特徴や性格による。この映画の中で"私の犬も同じようなことをしていたな"と思い出させてくれる瞬間もあったよ」と、自らも劇中のソーントンとバックのように犬と出会っていたこと、バックと愛犬を重ねていたことを明かした。

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また、ハリソンやバック以外の注目の存在であるダン・スティーヴンスの写った場面写真も到着。ディズニー実写映画『美女と野獣』の野獣役のほか、『ダウントン・アビー』『レギオン』といった人気ドラマで知られるダンは、本作で重要なカギを握るハルを演じている。ちなみに、出演が報じられた当初は役柄が不明だったため、野獣つながり(?)からか、一部メディアでバックの声を担当するのではと見られていた。

名犬バックの試練とソーントンとの絆を描く物語『野性の呼び声』(配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)は、2月28日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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『野性の呼び声』
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