スパイにして超一流の暗殺者であるブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの前日譚を描く『ブラック・ウィドウ』が、7月より全国の劇場で公開される。それに先駆け、彼女の"過去"を知るホークアイとの関係を振り返ろう!(※本記事は、マーベル・シネマティック・ユニバース作品のネタばれを含むのでご注意ください)
ナターシャがアベンジャーズになる前の"過去"を知るホークアイことクリント・バートン。二人は強い絆で結ばれ、家族同然の関係が描かれてきた。『ブラック・ウィドウ』の舞台は、二人の会話でもたびたび登場したブダペスト。さらに本作のヴィラン、タスクマスターはクリントの弓術をコピーしている。本作にクリントが登場するかは明らかにされていないが、公開に備えて二人の関係を復習しておこう。
二人が揃って初めて登場したのは『アベンジャーズ』(2012)。ナターシャは、ロキとの会話でクリントとの出会いを明かしていた。S.H.I.E.L.D.に所属する前、ある仕事を理由にS.H.I.E.L.D.に目を付けられ、彼女のもとにクリントが刺客としてやってきたという。しかし、彼はなぜかナターシャを殺さずに助け出した。ナターシャはロキに「(彼を)愛しているのか?」と聞かれ否定していたが、恩人として慕っていることは間違いない。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)では、アベンジャーズ内で対立が発生。ブラック・ウィドウはアイアンマン側、ホークアイはキャプテン・アメリカ側に付き、お互いの意見を主張するために戦った。
そして、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)でサノスによって全宇宙の生命の半分を失ったアベンジャーズ。その続編となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では"ソウルストーン"を入手すべく、二人で過去へ向かった。だがソウルストーンを得るためには、大切な仲間を犠牲にする必要があり......。
クリント役のジェレミー・レナ―は「ホークアイとブラック・ウィドウは過去に大きな繋がりがあるんだ。二人の関係は、クリントにとって、アベンジャーズの中で最も大切なことの一つだよ。ブラック・ウィドウとの間にはとても素晴らしい関係があるからね」と語っている。
ナターシャを演じるスカーレット・ヨハンソンは、「『ブラック・ウィドウ』ではナターシャが抱えている過去のトラウマを知るために、ブダペストでの出来事を描く必要があった。この時のナターシャにはまだやり残したことがあり、絶望感に包まれている。ブダペストはこの映画で起こる多くの出来事への素晴らしい出発点になっているの」と、ブダペストの重要性を語る。一体ブダペストで何があったのか? マーベルファンなら絶対に見逃せない本作をぜひ劇場で確かめてほしい。
『ブラック・ウィドウ』は、7月8日(木)より劇場公開&7月9日(金)よりDisney+(ディズニープラス)にてプレミアアクセス公開。(海外ドラマNAVI)
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『ブラック・ウィドウ』(c)Marvel Studios 2021