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『シャン・チー/テン・リングスの伝説』父との確執を持つヒーローたちを振り返る!

マーベル・スタジオ最新作、新ヒーロー誕生を描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。本作において物語の核となるのは、シャン・チーと彼の父親シュー・ウェンウーとの関係だ。そこで、これまでのマーベル・スタジオ作品における、ヒーローと父親の関係を振り返ってみよう!(※本記事は、マーベル・シネマティック・ユニバース作品のネタばれを含むのでご注意ください)

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4作品。『ショート・ターム』『黒い司法 0%からの奇跡』のデスティン・ダニエル・クレットン監督が、"最強"ゆえに戦うことを禁じた、新ヒーローの複雑な心情変化を緻密に、ストーリー展開をダイナミックに描き出す。

ホテルマンとしてサンフランシスコで平穏な日々を送っているシャン・チー(シウ・リム『Kim"s Convenience(原題)』)には、実は秘密の過去が。彼の父シュー・ウェンウー(トニー・レオン『グランド・マスター』)は、犯罪組織を率いる悪人で、幼いシャン・チーは彼の厳しい修行を耐え抜き、誰にも負けないほど"最強"の存在へと育てられたのだ。

過去の自分と決別し、シャン・チーとしてではなく"ショーン"という一般男性として生きていた彼はある日、伝説の腕輪《テン・リングス》を操り悪に染まった父と再会を果たす。そして、封印していた"力"を目覚めさせ、父との壮絶な戦いに身を投じることに...。

これまでもMCU作品では、ヒーローと父親の関係が多く描かれてきた。例えば兵器を開発するスターク・インダストリーズを経営していたアイアンマンことトニー・スターク。スターク・インダストリーズを設立した彼の父ハワード・スタークは天才的な兵器開発者で、スーパーソルジャー計画やS.H.I.E.L.D.の設立にも協力した偉人だが、多忙なハワードはトニーに十分な愛情を注ぐことができなかった。そんな父を「冷たかった」と思っていたトニーだが、あることをきっかけにハワードを心から尊敬するように。

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『アイアンマン3』

シャン・チーのように父親と"敵同士"となったのが、ピーター・クイルことスター・ロードと実の父親のエゴ。エゴは再会した息子のピーターに近づこうとするが、実は宇宙を滅ぼし、全てを自分自身にしてしまう計画にピーターを協力させようとしていた。それに気づいたピーターは、仲間と育ての父親ヨンドゥらと共に必死の攻防をしかけ見事勝利。血のつながりよりも濃い絆を見せつけてくれた。

そして、ワスプことホープ・ヴァン・ダインと彼女の父親ハンク・ピム博士もある確執を抱えていた。彼女の母親は、かつて量子世界でのミッションで行方不明に。それ以来、娘にスーツを着させることを頑なに拒むハンクと、戦いを望むホープの間に亀裂が生まれていた。最終的に、ハンクがホープのために高性能スーツを作り上げ、娘を信頼することで二人の関係は修復された。

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『アントマン&ワスプ』

父親とヒーローの間には複雑な関係があるものの、"家族との関係"だからこそ、ファンの心を強く掴んできた。本作で新たに描かれた父子の物語は、父親に強く育てられたものの、教えられた"力"を使って父親と戦うことになるという、他のマーベル作品とは一線を画す物語。

本作ではスーツや武器は一切使わず、父子が拳をぶつけ合い、生身で真っ向勝負に挑むという大迫力の戦いが描かれる。シャン・チーは、血の繋がった父親が世界を滅ぼそうとしている事実や息子として父を倒さなければならない使命感、自分の"強さ"を作り上げてくれた父親への想いなど、様々な葛藤を抱きながら戦いへ挑む。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は全国の劇場で大ヒット公開中。(海外ドラマNAVI)

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『シャン・チー/テン・リングスの伝説』大ヒット公開中 ©Marvel Studios 2021/『アイアンマン3』ディズニープラスで配信中 ©2013 MARVEL/『アントマン&ワスプ』ディズニープラスで配信中 ©2018 MARVEL