『キングスマン:ファースト・エージェント』10分で監督を射止めたハリス・ディキンソンとは

スタイリッシュな英国紳士がド派手で超過激なスパイアクションを繰り広げる大人気シリーズ『キングスマン』。このたび、待望の最新作にして、"キングスマン"の誕生譚が描かれる『キングスマン:ファースト・エージェント』で主人公の一人を務めるハリス・ディキンソンの魅力について紹介したい。

表の顔は高貴なる英国紳士、裏の顔は世界最強のスパイ組織"キングスマン"。2015年に公開された『キングスマン』からはじまった大ヒットシリーズの最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』では、歴史の裏に隠されたキングスマン誕生秘話を描く。

時は1914年。世界大戦勃発を裏で操り、世界を混沌に陥れるべく、密かに暗躍していた"闇の狂団"。それに英国貴族のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)とその息子のコンラッド(ハリス・ディキンソン)が立ち向かい、"世界大戦を止める"という過去に例をみないスケールのミッションが描かれる......。

今回物語の軸を担う人物、コンラッド役に抜擢されたハリスは、25歳にしてネクストブレイク必至な新星英国俳優。2017年に初主演を務めた『ブルックリンの片隅で』でその演技力が高く評価され、2019年の『マレフィセント2』ではフィリップ王子役を務め、甘いルックスで話題に。そして2020年はグザヴィエ・ドラン監督作『マティアス&マキシム』で複雑な心情にかき乱される様をドラマチックに演じた。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのハリスだが、本作のコンラッド役もその溢れる魅力で、シリーズ全作を手掛けているマシュー・ヴォーン監督を虜にしたよう。ヴォーンは「僕がキャスティングで重視するのは、その人物に自分が何を見出すかということだけだ。ハリスには圧倒されたから、会って10分ぐらいで決めたね」と裏話を告白。

イギリスの名門貴族として生まれ、幼いころから父親のオックスフォード公に大切に育てられてきたコンラッドについて、ハリス自身は「彼は17歳で、ウッドストックの侯爵だ。勇敢で、いかにも貴族らしい青年だよ。父オックスフォード公が示す、尊大で厳格な上流階級の生活様式に従って生きてきた。最初に登場する時の彼は、現実の社会をまだよく分かっていないんだ」と話した。

戦争に行くことこそが平和を守る方法であり唯一の正義なのだと信じていたコンラッドが国家に属さないキングスマンとして活躍していくことで、どのような成長が見られるのか? これまでのシリーズではハリー&エグジー師弟コンビの活躍が描かれてきたが、本作の主人公オックスフォード公とコンラッドという親子が紡ぐ関係にも期待が高まる。新たなバディが繰り広げる、シリーズ史上最大のミッションをぜひ劇場で目撃してほしい!

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『キングスマン:ファースト・エージェント』は、12月24日(金)全国公開。(海外ドラマNAVI)

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