【配信】人気ドラマランキング、『コブラ会』が『ウィッチャー』を凌いでトップ

全米視聴率ランキングで、ストリーミングのトップ10(ニールセン調べ)が発表された。

2021年12月27日(月)から2022年1月2日(日)までの順位は以下の通り。

<総合>
1.『コブラ会』(Netflix/計40話)...24億2300万分
2.『ミラベルと魔法だらけの家』(Disney+/計1話)...21億9800万分
3.『ドント・ルック・アップ』(Netflix/計1話)...20億2400万分
4.『ウィッチャー』(Netflix/計16話)...18億2700万分
5.『エミリー、パリへ行く』(Netflix/計20話)...11億1000万分
6.『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計15話)...7億5100万分
7.『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計354話)...7億3000万分
8.『クリミナル・マインド』(Netflix/計317話)...6億3600万分
9.『ホイール・オブ・タイム』(Amazon/計8話)...6億3000万分
10.『となりのサインフェルド』(Netflix/計171話)...5億6100万分

<オリジナルドラマ>
1.『コブラ会』(Netflix/計40話)...24億2300万分
2.『ウィッチャー』(Netflix/計16話)...18億2700万分
3.『エミリー、パリへ行く』(Netflix/計20話)...11億1000万分
4.『ホイール・オブ・タイム』(Amazon/計8話)...6億3000万分
5.『ホークアイ』(Disney+/計6話)...5億3900万分
6.『クィア・アイ』(Netflix/計52話)...4億6600万分
7.『ロスト・イン・スペース』(Netflix/計28話)...4億5200万分
8.『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(Disney+/計1話)...3億8900万分
9.『ステイ・クロース』(Netflix/計8話)...3億4900万分
10.『ブリティッシュ・ベイクオフ』(Netflix/計75話)...3億3800万分

<非オリジナルドラマ>
1.『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計15話)...7億5100万分
2.『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計354話)...7億3000万分
3.『クリミナル・マインド』(Netflix/計317話)...6億3600万分
4.『となりのサインフェルド』(Netflix/計171話)...5億6100万分
5.『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計383話)...5億400万分
6.『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』(Netflix/計328話)...4億3000万分
7.『ハートランド物語』(Netflix/計215話)...4億1300万分
8.『シェイムレス 俺たちに恥はない』(Netflix/計134話)...3億6500万分
9.『デクスター ~警察官は殺人鬼』(Netflix/計96話)...3億3500万分
10.『ブルーイ』(Disney+/計87話)...3億2800万分

<映画>
1.『ミラベルと魔法だらけの家』(Disney+/計1話)...21億9800万分
2.『ドント・ルック・アップ』(Netflix/計1話)...20億2400万分
3.『ロン 僕のポンコツ・ボット』(Disney+/計1話)...3億7800万分
4.『愛すべき夫妻の秘密』(Amazon/計1話)...3億7100万分
5.『ロスト・ドーター』(Netflix/計1話)...3億5500万分
6.『消えない罪』(Netflix/計1話)...3億2300万分
7.『レッド・ノーティス』(Netflix/計1話)...2億8800万分
8.『バック・トゥ・ザ・アウトバック 〜めざせ! 母なる大地〜』(Netflix/計1話)...2億7500万分
9.『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(Disney+/計1話)...2億6000万分
10.『ジャングル・クルーズ』(Disney+/計1話)...2億2900万分

配信のランキングでは、レーティングと視聴者数によって順位が決まる放送番組と違って、期間中に視聴された時間の長さが鍵を握る。その時間の長さは1話平均でなく配信中の全エピソードを合わせたもののため、話数が多ければ多いほど有利になる計算だ。各配信の「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3つのジャンルと総合のランキングをそれぞれご紹介しよう。

総合部門では、12月31日(金)にシーズン4が配信開始となった『コブラ会』がトップに。名作映画『ベスト・キッド』シリーズでライバルだったダニエル・ラルーソとジョニー・ローレンスが、今度はお互いの弟子を闘わせて再び対決する姿が"パンチ"の利いたアクション満載で描かれる本作。最新のシーズン4では、ダニエルとジョニーが共通の敵と戦うために手を組むという。すでにシーズン5への更新は決定済みだが、クリエイターはさらにシリーズが続いていくとコメントしている。

オリジナルドラマ部門では、2週連続トップだった『ウィッチャー』が先述の『コブラ会』に首位の座を明け渡して2位とし、前週2位だった『エミリー、パリへ行く』は3位となっている。視聴時間はそれぞれ『コブラ会』が24億2300万分、『ウィッチャー』が18億2700万分、『エミリー、パリへ行く』が11億1000万分で、このトップ3作品は4位(『ホイール・オブ・タイム』6億3000万分)以下に大きく差をつけている。

この週に新しく登場したのは3作品。1本目は6位の『クィア・アイ』で、本作は31日にシーズン6が解禁となっている。ファッションや料理などそれぞれに得意分野を持つ5人組"ファブ5"が依頼人の外見と内面を素敵に改造していくリアリティ番組。最新シーズンの舞台はテキサス州で、パンデミックによる数々の制限の中で開催される高校のプロムや、妻の死から立ち直ろうとするレストランオーナーなどを5人がサポートする。2本目は、12月29日(水)に第1話がリリースされた『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』。映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で初登場した賞金稼ぎボバ・フェットを主人公にした全7話のドラマシリーズで、これまで謎に満ち溢れていた彼の数々の真実が明かされていく。Disney+にて独占配信されており、毎週水曜日に1話ずつストーリーが追加される。3本目は、9位にランクインしたリミテッドシリーズ『ステイ・クロース』。ベストセラー作家ハーラン・コーベンのスリラー小説のドラマ化で、31日に配信がスタートした。4月16日、一人の青年が消息を断った。同じ頃、再婚間近のメーガンの元に"キャシー"と書かれたカードが届く。これをきっかけに、封印していた彼女の過去が徐々に明らかになり、さらには、17年前の"4月16日"、殺害されたはずの男スチュワート・グリーンが「キャシーを探している」との情報が入る。過去から逃れられない彼女に、一体何が起きているのか...。複雑な形状のピースを探し当て、行きつ戻りつ埋めていく難解なジグソーパズルのようなストーリーとなっている。

非オリジナルドラマ部門トップは、この週も変わらず『ココメロン ~うたってまなぼう~』。トップ10のうち8作品は前週から引き続きランクインしているお馴染みの人気シリーズが並ぶ中、前週圏外から『ハートランド物語』が7位、『デクスター ~警察官は殺人鬼』が9位に登場している。『ハートランド物語』はカナダ・アルバータ州にある傷ついた馬のための保養施設「ハートランド厩舎」を舞台としたヒューマンドラマ。『デクスター ~警察官は殺人鬼』は、マイアミ警察の血痕鑑識官としての顔と自らの殺害欲求を抑えられないシリアルキラーとしての顔を持つデクスターを主人公としたクライムミステリー。本国では2021年11月から2022年1月にかけて、続編となる『Dexter:New Blood(原題)』が放送された。

映画部門では、前週の視聴時間が4億700万分で7位だった『ミラベルと魔法だらけの家』が21億9800万分へと大きく伸ばして1位に。それぞれ異なる「魔法の才能(ギフト)」を持つマドリガル家で唯一何の魔法も使えない少女ミラベルが、魔法の失われていく世界を救うために奮闘する姿が描かれる。その他、新しくトップ10入りを果たした新作は2本。1本目はDisney+での配信がスタートして3位につけた『ロン 僕のポンコツ・ボット』。スマホよりもハイテクな最新式ロボット型デバイス<Bボット>を使って誰もが仲間と繋がる世界。しかし、友達のいない少年バーニーに届いたのはオンライン接続すらできないポンコツなボットのロンだった。バーニーは友達を作れないロンに「友達の条件」を教えようとするのだが、製造元のバブル社に危険な不良品とされたロンは、廃棄処分の危機にさらされる。2本目は31日に配信スタートとなり、5位にランクインした『ロスト・ドーター』。主演に『ザ・クラウン』でエリザベス女王を演じたオリヴィア・コールマンを迎え、『ダークナイト』などで知られる女優のマギー・ギレンホールが監督を務めている。静かな海辺の町をバカンスで訪れたひとりの中年女性。のんびりとした時間を過ごすつもりだったが、近くの別荘に滞在する若い母親とその幼い子どもの姿を目で追ううちに自らの過去の記憶が蘇ってしまい、穏やかな休暇に不穏な空気が漂い始めるのだった――。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『コブラ会』©CURTIS BONDS BAKER/NETFLIX