英BBCの人気ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』で主人公トミー・シェルビーを演じるキリアン・マーフィーが、2021年4月に亡くなった共演者ヘレン・マックロリーがいないファイナルシーズンについて語っている。米TV Lineが報じた。
昨年4月、ヘレンはがん闘病の末、52歳という若さで亡くなった。ヘレンは、『ピーキー・ブラインダーズ』ではシーズン1よりギャング団"ピーキー・ブラインダーズ"を率いるトミーの叔母ポリーを演じ、重要な役割を担っていた。
もともと、ファイナルとなるシーズン6は2年前に撮影が開始される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により製作が延期に。その最中にヘレンが亡くなったため、最終シーズンの脚本が書き変えられたとのこと。
キリアンは、本来ならシーズン6で再び共演できていたはずのヘレンが不在だった撮影を振り返り、胸内を明かしている。
「ヘレンは親愛なる仲間であり、番組の中心でした。ですから、彼女がいない撮影セットはすごく奇妙な感じがしました。もし、新型コロナウイルスがなかったらヘレンが出演し、番組がまったく違うバージョンになっていたと思うと、納得することが難しい。ですが、彼女は私的なことは明かさず、すごく勇敢でした。私は今も、ここに彼女がいないことが信じられないし理不尽だと思っています。若く友人だった誰かを、こんなふうに失ったことなかったので混乱しました。ですが彼女は堂々としていて、間違いなく素晴らしい人でした」
シーズン6にはキリアンのほか、オズワルド・モーズリー役のサム・クラフリン、アーサー・シェルビー役のポール・アンダーソン、フィン・コール役のマイケル・グレイ、リジー・スターク役のナターシャ・オキーフらが引き続き出演している。
ついにファイナルを迎える『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン6は、BBCにて3月20日(日)より放送開始。(海外ドラマNAVI)
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