米Starz『アウトランダー』前日譚の製作が進行中!

大人気ファンタジードラマ『アウトランダー』の前日譚の製作が米Starzで進行しているとVarietyが報じている。

情報筋によると『アウトランダー』の製作総指揮でショーランナーのマシュー・B・ロバーツが前日譚の脚本と製作総指揮を務める予定。ここ数週間で動き出せるよう、脚本家チームも集められているという。前日譚で、誰が主人公になり、何が取り上げられるのかといった詳細はまだ明かされていない。

『アウトランダー』のクリエイターを務めるロナルド・D・ムーアや製作総指揮のマリル・デイヴィスらが率いる製作会社Tall Ship Productionsが参加し、二人は製作総指揮に名を連ねる。スタジオはロバートが包括契約を結ぶSony Pictures Television。本件についてSonyとStarzの代表者はコメントに応じていない。

ダイアナ・ガバルドンによる同名小説を基にした『アウトランダー』。ガバルドンは2月3日に自身のFacebookで、主人公ジェイミー・フレイザーの両親であるエレン・マッケンジーとブライアン・フレイザーの前日譚の物語に取り掛かっていることを匂わせた。さらに2013年には、作品集「Dangerous Women(原題)」の一つとして短編「Virgins(原題)」を発表。こちらも1740年代のフランスを舞台に、若きジェイミーとイアン・マレーを描く前日譚になっているが、どちらも発表当時、シリーズ化の兆しはみられなかった。

2014年から放送されている『アウトランダー』は、3月6日(日)より米Starzにてシーズン6が解禁。ガバルドンによるシリーズ6作目「A Breath of Snow and Ashes(原題)」を基に全8話から成るシーズン6は新型コロナウイルスによる影響を受け、遅延が生じたがなんとか解禁にこぎつけた。すでにシーズン7への更新も決定しており、シリーズ第7作「An Echo in the Bone(原題)」を基に全16話構成で製作予定だ。

シリーズが更新を重ねてもなお、その勢いを落とすことなく、プレミアムケーブルチャンネル作品の中で最も人気のあるシリーズの一つであり続ける『アウトランダー』。そのユニバース拡大に向けて一歩踏み出しはじめたばかりだが、今後も続報に注目したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『アウトランダー』(c) 2020 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.