「頭が良くて知的なイメージ」「素顔とのギャップがたまらない」――
相手がメガネをかけてるだけでなんとなく魅力を感じてしまう人は、世の中に少なくないはず。メガネ姿の異性にときめきを覚えてしまうのはいったいナゼなんでしょうか。
《目は心の窓》といいますが、メガネをかけている人の目はいってみれば「二重窓」状態。それがその人をミステリアスな雰囲気に仕立て上げているのかも...?
とにかく見えやすくなればいい【実用型】、必要だけどどうせかけるならファッションとして楽しみたい【実用兼おしゃれ型】、それほど視力に問題があるわけじゃないけど自分を演出したい【小道具型】...などなどメガネをかける理由はいろいろありますが、フェチにとってまずなにより重要なのは「似合ってること」。
そこで今回は、全国のメガネ男子好きのために、人気海外ドラマの「男性メガネキャラ」5人をラインナップ。【海外ドラマNAVI杯 (勝手に)メガネベストドレッサー】を皆さんのVOTEで決定しちゃいます。
■ラリー・ポール...『アリー my ラブ』
<おしゃれ/インテリ型>
『アリー my ラブ』のメガネ代表は、ロバート・ダウニー・Jr.演じる弁護士・ラリー。
彼は、メガネをはずすと意外に目がパッチリ。そんな甘めフェイスを、GUCCIをはじめとする有名ブランドの辛口メガネでキリッとカバー。ダークカラーの太いセルフレームが、"クールだけど堅すぎないセクシー法律家"のイメージを演出。
「仕事モード」←→「プライベートモード」の切り替えも、メガネの着脱というワンアクションでOK!
■ダニー・メッサー...『CSI:ニューヨーク』
<おしゃれ/背伸び型>
『CSI:ニューヨーク』からは、カーマイン・ジョヴィナッツォ演じるダニーがエントリー。
犯罪発生率の高いスタッテン・アイランド出身で、しかも実の兄はギャング...という、やや危なっかしいバックグラウンドを持つ彼。そんな生い立ちは捜査にも役立っています。
不良少年からCSIの捜査官への成長を、メガネというアイテムで表現。真面目さを演出する小道具としてもプラスに。
■ソーヤー...『LOST』
<実用/間に合わせ型>
『LOST』イチのメガネ男子は、ジョシュ・ホロウェイ演じるソーヤー。
島に来てから、なんだか本の文字が見えにくいことに気付いた彼。ジャックに診てもらったところ、診断結果はなんと「老眼」だった...。
乗客の荷物の中にあったメガネをサイードが改良してくれた、ある意味セミオーダーなメガネを使用。そのためおしゃれ感はまったくありませんが、大好きな読書のためにとりあえず我慢。
■ヒロ・ナカムラ...『HEROES/ヒーローズ』
<実用兼小道具/キャラ形成型>
『HEROES/ヒーローズ』に登場するヒロは、東京に住むコミック好きのサラリーマン。
彼の《気弱で目立たないフツーの男が超能力を身につけてヒーローに!》という設定もかなりマンガ度高し。
演じるマシ・オカ自身、IQ180と本物のインテリではあるものの、ヒロの場合はあくまで「人のいい典型的なオタク」というキャラを確立させるためのメガネ着用。メガネによって知性をカジュアルダウン&周囲に親近感を抱かせる小道具といえます。
■アンクル・ジュニア・ソプラノ...『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』
<実用/油断大敵型>
ドミニク・ギニアーズが『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』で演じたアンクル・ジュニアも、控えめながら印象的なメガネキャラ。
遠視(おそらく老眼)用の分厚いプラスレンズのおかげで、大きくつぶらな瞳に。しかし、年齢と職業に合わない少年のような目にだまされてはいけません!あのメガネが、マフィアを生業とする彼が考えていること&実際にやることの恐ろしさを緩和する役割を果たしているだけなんですから。...うーん、まさしく油断大敵。
《メガネ》――それは、ドラマにおいてキャラクターのイメージを左右する重要アイテム。
私の一票はぜひソーヤーに! 普段とメガネ顔のギャップが、「ワルぶってるけど実はイイヤツ」というキャラにぴったり。ファッショナブルなフレームじゃないところがまたいいんです♪
...さあ、この5人のうち、あなたが選ぶ「メガネベストドレッサー」はいったい誰?
ライタープロフィール
平口雅世
テレビ・ラジオといったメディアをはじめ、インターネットサイトや紙媒体でも活動する"海ドラマニア"放送作家。自らが得意とする海外テレビシリーズ・映画のほか、旅行・スポーツ・美容・健康・報道系・・・と、幅広いジャンルの番組&コンテンツを担当・執筆。