日本から離れて暮らしていると、まだ"イケメン"という言葉がイケるのか、イケないのかわかりませんが、なんだか"ハンサム"というのも、もっさりしてる気がするんで、ここでは、顔の造りの整った男子について"イケメン"とさせていただきます。

...で、テレビドラマはイケメンの宝庫。いまだにアントニオ・サバト・Jr(知ってるかな??)が活躍してる昼のソープオペラは、イケメン揃いなものの、演技の伴ってない方が多いので、この際うっちゃり。夜ドラマに出演中で、まだ日本で知られてないイケメン君を紹介しましょう。

まず、アメリカ版『オフィス』のジェナ・フィッチャーも"ブラピ並みの衝撃度"と認めるA+++クラスのイケメンは、『Friday Night Lights』のティム・リギンス。テキサスの強豪高校アメフト部のスター選手で"アルコール依存症"というありえない役柄を演じるティム。セミロン毛がトレードマークで、いくらイケてる男子といえども運動部ならば清潔感を保つのは難しいヘアスタイルと思われますが、そこをサラリとレモン香さえ漂わせてしまうのは、ティムのまれなるいい男ぶりの証明でしょうか。

昨年9月にスタートした新ドラマ『K-Ville』に出演中のコール・ハウザーもきてますねー、私の網に。魚ははるか沖合いを泳いでますけど。コール演じるトレバー・コブは、若い頃に小悪党でならし刑務所でお勤め中だったものの、あのカトリーナのどさくさに紛れ、脱獄。なんと今やニューオーリンズ警察の刑事に転職、ティム以上にありえない設定ですよ。そんなスネに傷アリな刑事さんだけに、余計なことは一切しゃべらない、まあ悪党からなんで刑事になったのか教えてくれてもいいと思うけど、そんなことは聞いちゃいけませんね、イケメンに。実は顔は飛び切りイケてるわけじゃないですが、見てるうちにだんだん魅力が増してくるタイプ。もはやFOX夜9時には欠かせない顔になりましたね、今年は『24』やんないし...。あと、相棒がおデブなお笑い系アンソニー・アンダーソンというのも得してます。

日本未発表というと、ドラマじゃ数も限られてるので、ここは1人、リアリティショーから。おばちゃん以上世代にバカ人気のスター社交ダンス挑戦番組『Dancing With the Stars』のロシア人ダンサー、マクシム・チェメルコフスキーがイケてます。ソフトな男性が多い社交ダンス界で、マクシムだけは"男臭さ"全開。そのへんは自分でも意識してるらしく、上半身裸で踊りのレッスンを披露するサービスぶり。でもね、それがヒップホップじゃなく、チャチャチャとかマンボだったりするんで、正直気持ち冷めました。誰か言ってあげればよかったのに、「マクシム、社交ダンスに裸は似合わないんだよ...」と。

私、鑑定人にイケメンを語らせるとキリがないので、最後はすでに日本で放送中の『クリミナル・マインド FBI行動分析課』からまた1人イケメンを。このドラマには、全米の奥様方に熱い支持を得ているシェマー・ムーアというソープオペラ出身ガチガチ・イケメンが出演していますが、私のおすすめは、天才プロファイラー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラー。ドラマでは、ヤバいくらい明晰な頭脳を持つ、まんまオタクな奴ですが、ビバリーヒルズのホテルで遭遇したマシューにはびっくり。実物マシューは、長身で痩身、笑顔もクールなモデル系イケメンでした。役者は役柄で思い込んじゃいけないなあ。イケメン鑑定人として、考えるところの多いマシューのイケてるぶりでした。
みなさんも、「こんなイケメンがいる」「このイケメンはどうよ?」など情報があったら、ぜひ教えてください。一緒に探しましょうね!