【ゴシップ辛口ナナメ読み】 ゴシップ誌の雄People誌、ロブ・ロウの「友だちにしか言えない話」など(from LA)

今週はPeople誌5月9日号から。

People誌

シュ、シュ、シューッ。ゴシップファンの皆さま、こんにちは。今しがた、先週のD級臭を消そうと、新しいスプレーを撒いたところです。D級臭は一蹴、今はちょっぴり品のあるCな香りが漂っています。だって今週はゴシップ誌の雄、People誌を紹介するんですもの。表紙からして本物のセレブ、スティーブン・タイラー。63歳のスティーブン爺、「わしゃ、若いときは無理したもんじゃ」とドラッグ中毒だった過去について語っています。

オーストラリアのアクターたち

オジーとくればすぐ「ビーフ!」と連想してしまうのは、ある一定の年齢以上の方でしょうか。そんな「ビーフ!」の国が、ハリウッドで大活躍しているという話。TVドラマのスターも「ビーフ!」の人が多かったのですね(※)、『ダメージ』のローズ・バーン、『トゥルーブラッド』のライアン・クワンテン、『グレイズ・アナトミー』のレイチェル・テイラー、『HAWAII FIVE-0』のアレックス・オローリンが紹介されています。心なしか、立派なガタイの人が多いですね、やっぱり「ビーフ!」食べて育ったんでしょう。

※他に『ブラシス』のレイチェル・グリフィス、『メンタリスト』のサイモン・ベーカー、『NIP/TUCK』のジュリアン・マクマホンもオジー。レイチェルとジュリアンは明らかに「ビーフ!」派。

セレブの結婚式独占取材は、ナンバーワン・ゴシップ誌Peopleの得意とするところです。4月22日に行われたエディ・シブリアン(『CSI:マイアミ』)とカントリーシンガー、リアン・ライムスの結婚式の様子もしっかりカバーされています。

セレブ結婚式独占取材

結婚式当日は、準備のときから新婚夫婦のファースト・ダンスまで詳細にレポート、写真のように指輪の交換の瞬間も1番前でかぶりつきです。関係者によれば、「二人は親しい友人と家族だけの式にしたかったんです」と、出席者は内輪の35名のみ。その数にPeople誌の取材陣が含まれているのかは分かっていません。

さすがゴシップ誌もC級となると"書評欄"があるのです。だけど「インテリ~」なんて買いかぶるのはまだ早い、

ロブ・ロウ自叙伝

しょせん、ロブ・ロウの自叙伝ですから。

ロブが自分で書いたと言い張っている、この本「Stories I Only Tell My Friends(友だちにしか言えない話)」では、70年代から体験してきたハリウッド~付き合った女性や友人~について触れているとか。書評家からは「最高のセレブ自叙伝の一つ。なぜなら、大衆が彼について興味を持っていることに、彼自身も興味を持っているからです」と、誉められてんだか、バカにされてんだか分からない、お言葉を頂戴しています。ロブの熱意に反し、普通の方は読む気にはなれないでしょうが、私はその昔、マイケル・J・フォックスの自叙伝『ラッキーマン』を読んで目からウロコの経験があります。意外とおもしろいんですよね、この手の本。

さて最後は、今週も登場していただきましょう、「ゴシップななめ読み」のレギュラー、キーラ・ナイトレイさん。TV女優でもないのに、この頻出ぶりは何故?(トリ、ごめん)

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『エイリアス』ジェニファー・ガーナーの次女セラフィナちゃん、お父さん似かね、それにしてもジェンの私服はいただけない、なんて思っていたら、隣にいたんです、キーラさん。お兄さんの結婚式でブライドメイドを務めたみたいだけど、大切な日なのに"バッド・ヘア・ディ(どうしても髪がまとまらない日)"。一生懸命幸せを実感したい花嫁の隣で、パーティ明けのむくみ顔に、やる気なしの花束の持ち方...と全てがマイペース、いやキーラペース。やっぱり超がつくセレブの人は違うなあ。

キーラのおかげで、最後はA級気分。また来週。