11月某日。ロサンゼルスにある『Glee/グリー』のスタジオ取材に行ってきました! 実はこの取材、2年越しでリクエストし続けやっと実現したものでした。2年越しの念願叶って実現したスタジオ取材は、『Glee/グリー』の大判振る舞いっぷりに驚かされることに...。ロケ地に始まり、撮影セットをつぶさにツアー(解説付き)、衣装部屋や小道具部屋まで案内し、更にあるシーンの撮影も見学。加えてキャスト、スタッフのインタビューまで本当に盛りだくさん!
これはぜひ日本のGleekのみなさんにも一緒にツアーをしている気分を味わって欲しい! ということで、この『Glee』撮影スタジオ潜入記 【序章】では、3日間のスタジオ取材を時系列でざっと紹介したいと思います。
DAY1 ロケ地取材
ロサンゼルス到着初日、早速向かったのは撮影スタジオ近くにあるハイスクール。最初に向かったのは体育館でふと足元に目を向けると、そこにはウィリアム・マッキンリー高校のバスケ・チーム、タイタンズの大きなロゴを発見!これだけでちょっとテンション上がる~!(笑)
その後、図書室を見学させてもらい、食堂に向かうために外に出ると、見覚えのある階段が...。
シーズン2の第1話でグリー部員たちが『Empire State of Mind』を歌い、18話でマッキンリーに戻ったカートにウォブラーズが別れの曲『Somewhere Only We Know』を歌った場所です。これでさらにテンションが上がる! 食堂もドラマにもちょいちょい出てくる場所。今回は時間外ということで既にクローズしていたせいか、ドラマで見るより広々としていました。現地の生徒たちは既に撮影慣れしているせいか、私たちがいきなり学校を訪ねてきても全く平常でしたが、ドラマが始まった頃はやっぱり生徒たちも興奮して、休み時間になると窓には生徒たちが鈴なりだったとか。そりゃそうだ(笑)
DAY2 スタジオ取材1日目
いよいよ撮影スタジオの取材です。スタジオに入るといきなりマシュー・モリソンに遭遇! 実はこの日撮影していたのはマシューの監督デビューとなるクリスマス・エピソード。彼は他のキャストたちが現場入りする前に監督としての準備をしに来ていたのでした。私たちにも笑顔で「ハーイ」と挨拶して、入念にカット割りをチェックしていた姿が印象的でした。
待機場所となったのはティーチャーズ・ラウンジ。
気分はマッキンリー高校の先生です(笑)。インタビューを待つ間にまずはシュー先生のアパートのセットを見学することに。肝心のお部屋はというと、大きな家具も余裕で置ける広々としたスペースに暖炉まで付いて、安月給のスペイン語教師にしてはいいお部屋に住んでますね~(笑)。日本人的には羨ましい限り。
続いて『You Can"t Touch This』を歌った図書室を経て、音楽室に到着。「あ~、Gleeのセットに来たんだなぁ」と実感します。その後、校長室、ロッカー、教室、講堂と巡り、合間に祖父の代から小道具係というポールの小道具解説を聞きつつ、再びティーチャーズ・ラウンジへ。
この日インタビューをしたのはプロデューサーのダンテ・ディ・ロレート氏、リー・ミッシェル&コーリー・モンテース、ケビン・マクヘイル、ナヤ・リベラ&ハリー・シャム・ジュニア、クリス・コルファーの7名。初日からかなり順調な滑り出しです。インタビューの詳細はまた改めてアップしますので、楽しみにして下さいね!
彼らを待っている間には、休憩時間に入ったキャストたちにも遭遇しました。今回残念ながらインタビューできなかった、パック役のマーク・サリングや復活したサム役のコード・オーバーストリート、『Gleeプロジェクト』の優勝者の一人、ダミアン・マクギンティの姿も。中でもクイン役のディアナ・アグロンはかなりフレンドリーで、「取材に来たの?」と自分から気さくに話しかけてきて好印象でした。でも実は一番興奮したのは、どこからともなく現れる謎のピアノマン、ブラッドさんに遭遇したことだった事をここで告白します(笑)
DAY3 スタジオ取材2日目
この日はまず衣裳部屋となっているトレーラーでたくさんの衣装を見せてもらいました。
主要キャストが多い『Glee/グリー』では、衣装も全体のトーンをコーディネイトするのが重要。キャラクターに合わせてそれぞれ凝った部分があって、見ているだけでワクワクしてきます。
続いて前日もチラっと見せてもらった小道具部屋アゲイン。すでにポールが浮き浮きしながら待ち構えていました。
このポール、まさに小道具オタクといった雰囲気で、ある意味『Glee/グリー』にピッタリなキャラクターを持った人物。とにかくしゃべりだしたら止まらず、取材陣の間でもキャストたちを差し置いて何故か話題を独占した面白キャラでした。そんなポールのおしゃべりを後にして、今度はスー先生のオフィスを見学です。
あのトロフィーの数々は、実際に見るとかなりド迫力! デスクの上にスー先生の日記はないかな~と思いましたが、残念ながらありませんでした(笑)。続いてフットボール部のロッカールームとシャワールームを見てティーチャーズ・ラウンジに帰還。
インタビューを待つ間、撮影も見学させてもらいました。前日はまだ作りかけだったセットが完成した講堂へ。
ここで撮影していたのは、グリー部のメンバーの前で歌を披露するレイチェルのシーン。グリーンのドレスに身を包んだ彼女がとっても美しいクリスマス・ソングを歌うのですが、さすが舞台出身だけあって存在感抜群! 思わず歌に聞きほれて、危うくグリー部員たちと一緒に拍手しそうになりました。(そんなことしたらNGになってしまうので大変!) このシーンがどういう脈絡で使用されるのか、とっても楽しみです。
この日、最初にインタビューにやってきてくれたのは、スー先生役のジェーン・リンチでした。ドラマでは生徒を震え上がらせる傍若無人な鬼コーチですが、実物はエレガントでかなりの美女! 続いてクリエイターのブラッド・ファルチャックにインタビューし、最後はブレイン役のダレン・クリスで締めとなりました。ダレンは本当に謙虚で控えめな性格で、「じゃぁ、またね!」と日本語で去って行った姿が可愛かったです。本当はディアナと『Gleeプロジェクト』でお馴染みの振付師のザックのインタビューも予定されていたのですが、ディアナは体調不良、ザックは行方不明(!? コトの顛末はまた改めて)ということで残念ながら実現叶わず。でもこういうハプニングもセット取材ではよくあること。楽しみはまた次の機会に取っておきたいと思います。
これにて『Glee スタジオ潜入記 序章』は終了。インタビューや写真たっぷりの詳細レポートは第2弾、第3弾と続きますのでお楽しみに! 今回の流れをなんとな~く頭に入れて続きも読んでいただければ、よりお楽しみ頂けると思います。