『ブレイキング・バッド』のジャンカルロ・エスポジート、エミー賞のノミネートについて語る!

ブレイキング・バッド第64回エミー賞の助演男優賞にノミネートされた『ブレイキング・バッド』のジャンカルロ・エスポジートが、米Vultureのインタビューでその喜びを語った。

「広報担当者からノミネートを知らされた直後に僕の子どもたちから電話があり、『やったね、パパ! 絶対ノミネートされるってわかってた!』と、スピーカーフォンの向こうから口々にお祝いの言葉を叫んでくれたんだ」と、嬉しいサプライズを受けたジャンカルロ。

私生活では4人の女の子の優しいパパだが、『ブレイキング・バッド』で演じるガス・フリングは、主で向きはまっとうな実業家でありながら、裏で薬物売買組織のボスという裏表の顔を使い分ける悪役。しかも目的のためなら自分の手下も容赦しない冷徹な男だ。子どもたちには当然この衝撃的な番組を見せていないはずだが...?

「もちろんだよ。でも、一番年上で16才になるシェインは、将来病理医になりたいと考えているしっかり者だから、番組を見せようと決めた。すごく不安だったけど、シーズン4の初回エピソードを一緒に見たのさ」と、娘への気遣いや葛藤があったことを明かした。

「番組を見る前に、『目の前にいるのがお前のパパだ。テレビの向こうにいるパパは別の人間だ。それだけは覚えていてくれ』とシェインに話したよ。あのエピソードは特に残虐で流血シーンが多い回だったけど、彼女は微動だにせず見ていた。大人になったな、と思ったよ」と語り、娘が父親の仕事を理解し受け入れたことに安堵したようだ。

その迫真の演技が評価され、今回のノミネートに至ったジャンカルロ。第64回エミー賞は、米国時間の9月23日に発表される。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ブレイキング・バッド』
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