米CWで高視聴率を得ている『ヴァンパイア・ダイアリーズ』と『Arrow』。両番組のプロデューサーたちはタッグを組み、英国で1970年代に放送されたSFドラマ『地球防衛団(The Tomorrow People)』のリメイクを手がけることになった。

『地球防衛団』は、英ITVで1973年から79年にかけて放送され、カルト的な人気を集めた作品。瞬間移動やテレパシーといった特殊能力をもつ少年少女たちが、悪の勢力を倒すために力を合わせて戦うストーリーで、『HEROES/ヒーローズ』や『ALPHAS/アルファズ』の先駆けといえる。

日本でも、NHKの少年ドラマシリーズ枠で放送された。特殊ベルトを装着した主人公たちが、「スーパージャンプ!」と叫んで瞬間移動するシーンが印象に残っている人もいるだろう。

製作総指揮を務めるのは、『Arrow』のグレッグ・バーランティと、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のジュリー・プレック。『ドーソンズ・クリーク』で一緒に仕事をしたことのある二人は、本作のファンでもあり、権利獲得のために10年以上も奮闘していたとのこと。脚本は『CHUCK/チャック』『ヴェロニカ・マーズ』のフィル・クレマーが手がける。

70年代のカルトSF番組が、CWでどんな風に装いを変えて放送されるのか楽しみだ。(海外ドラマNAVI)