『ウォーキング・デッド』原作者・製作総指揮者のロバート・カークマンは、"悪魔払い"を題材とした新しいドラマを立ち上げることになった。
この新作は、『ウォーキング・デッド』をアメリカ国外に向けて配給しているFOXインターナショナル・チャンネルズ(FIC)や、『ウォーキング・デッド』製作総指揮者のひとりであるデヴィッド・アルパートと組んで、自身の手による新しいコミックと同時に立ち上げるもの。子どもの頃から霊にとりつかれている若者カイル・バーンズが、答えを見つけるために乗り出したスピリチュアルな旅路。しかしそこで見いだすものは、地上の生命の終わりを意味するかもしれない、というストーリーだ。
今回の発表にあたって、FIC上級副社長のシャロン・タル・イグアドは次のように言っている――「"悪魔払い"は世界中の映画ファンをとりこにしてきた題材ですが、TVで本格的に取り扱われたことはありませんでした。『ウォーキング・デッド』によりケーブルTVを大きく変えたロバート・カークマンは、コンセプトの大きな物語を、洗練さと真実味をもたせて語る才能にかけては並ぶ者がいません。ジャンルの再発明といえるこのプロジェクトに、一緒に取り組むことに最上の喜びを感じています」。
また、カークマンは、「タル・イグアド氏をはじめFICの皆さんは、『ウォーキング・デッド』を世界規模で成功させるにあたって大いに貢献してくれました。先見性と才能に恵まれた人たちと一緒に仕事を続けるチャンスを逃すことはできませんでした」と言っている。
TVシリーズにおいて未開拓分野だったゾンビものを成功に導いたカークマンは、すでに、泥棒の達人を主人公にした『Thief of Thieves』を、『ウォーキング・デッド』放送局である米AMCで立ち上げ中。"悪魔払い"を題材とする今作は、放送局を得て実現すれば、本人にとって3作目のドラマにあたる。『ウォーキング・デッド』の大ヒットを受けて、カークマンはTVドラマ界でさらなるステップを踏み出そうとしているようだ。(海外ドラマNAVI)